自分だけの世界 その1

私たちは、一人一人が自分だけの世界を体験しています。

みんな、他の人が自分と同じ世界にいると受け止めています。

でも、それは正しくありません。

確かに、みんなは共通の世界を体験しています。

でも、それはそれぞれの感覚を通してであって、あなたが見ている誰かが、本当にそこにいるわけではありません。

あなたが見ているその人は、あなたの視覚や聴覚などの感覚で、あなたが捉えたその人の情報に過ぎません。

その人自身が、本当にそこにいるわけではないのです。

あなた自身を含めて、あなたが目にしている人々は、その人自身のアバターです。

バーチャル世界で自分のアバターを作り、そこで世界中の人たちと交流するのと同じです。

あなたも他の人たちも、本当はこの世界とは別の所にいて、それぞれのアバターに自分自身を投影しているのです。

パソコンやスマホなどを通して体験するバーチャル世界では、自分が体験している世界は、そのモニターの中にあります。

基本的には他の人のモニターにも、同じ世界が映し出されているはずですが、それぞれのモニターの状態によっては、映り具合が異なります。

また、どんな情報をモニターに取り込むかという、プログラムの違いによって、他の人のモニターには、映し出されていない要素が、ある人のモニターには映し出される、ということも可能です。

私たちが現実と受け止めているこの世界も、やはりバーチャル世界です。

眺めているのはパソコンのモニターではなく、あなた自身の意識の中にある、立体的なモニターです。

つまり、私たちはそれぞれの意識の中に創られた、立体映像の世界に、それぞれのアバターを自分自身として投影しているのです。

パソコンなどのバーチャル世界と異なるのは、この世界が立体であり、リアルな感覚で創られているということです。

また、いわゆるバーチャル世界は、人間が創ったものだという認識があります。

それは、この世界は本物ではないのだという理解につながります。

一方、この世界は人間が自分で創ったという意識がありません。

人によっては、神が創ったと考えています。

そのため、この世界を誰もバーチャルだとは思わず、現実だと受け止めているのです。

でも、よく考えれば、自分が見ている世界が、自分の意識の中にあるということが理解できるでしょう。

それが理解できれば、自分も他の人も、全員がアバターであるとわかると思います。