ナスカの地上絵
南米のペルーには、有名なナスカの地上絵があります。
そこに、新たな地上絵が発見されたというニュースがありました。
長さ約60メートル、幅約30メートルの植物と思われる絵です。
ナスカ以外にも、世界各地に地上絵は見つかっていますが、ナスカも含めて、それらの絵の目的は不明です。
地上にいる人間からは、そこに絵が描かれていることはわかりません。
ですから、空にいる者に対して、描いたものだろうと、誰もが推測するでしょう。
そして、当時はまだ飛行機はなかったはずですから、宇宙人ではないかという理屈になるわけです。
ただ、地上絵とは言っても、本当に宇宙から見たのでは、小さ過ぎて見えません。
ある程度、地上に接近しないとわからないのです。
とは言っても、当時の人々が、どのくらいの高さであれば、絵が見えるのかということまでは、考えていなかったかもしれません。
絵を描いた人々の頭には、遙か遠くから訪れる、宇宙人が思い描かれていた可能性はあるでしょう。
一方で、こんな話もあります。
それは体外離脱をして、本当に空中を飛んだのだという証として、上空から見てわかる絵を描いたというものです。
体外離脱の修行をしている者に、体外離脱ができたなら、こちらの方向へ飛んで、そこで見えたものを報告するようにと告げておくのです。
その人が体外離脱をして、言われた方へ飛んで行き、そこでサルの絵がありましたとか、クモの絵がありましたと報告すれば、本当に体外離脱ができたのだなという証拠になるでしょう。
なかなか面白い話ですし、それは有り得る話のようにも思えます。
遙か昔のことは、ほとんど何もわかりません。
それについて、いろいろ考えるのは面白いことだと思います。
ただ、全てを今の人間社会を基準にして判断するのは、間違いにつながる恐れがあるでしょう。
たとえば、当時の人間は原始的で、科学的な知識も技術もなく、今の人間と比べて、遙かに劣った存在だという考えです。
初めから、そんな風に決めつけてしまうと、正しい答えを見つけることはできません。
多くの遺跡からわかるのは、今の技術を持ってしても、同じものを再現するのは困難だという事例が、少なくないということです。
それでも頭の硬い学者や専門家の人たちは、そのことを素直に認めようとはしません。
過去に今より優れた技術や文明があったという考えは、妄想に過ぎず、有り得ないことだと決めつけています。
それでも、アメリカ政府がUFOの存在を認めました。
人類よりも遙かに進んだ技術を持った知性体が、実際に存在しているということです。
彼らが遙か昔の人々に、関わっていたとするならば、多くの素晴らしい遺跡が存在する理由になるでしょう。
ナスカの地上絵や、他の遺跡などを、ただ面白いとか、不思議だなということで終わらせるのではなく、そこから何が考えられるのかと、思考を巡らせることはとても大切なことなのです。