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誰の言葉か その4

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いろんな人に支えられてはいても、自分の道を歩むのは、自分自身です。

どのように歩くのかを決めるのは自分ですし、分かれ道があった時に、どちらを進むかを決めるのも自分です。

周りに誰かがいれば、ついどうすればいいのかと、聞きたくなります。

でも、誰もいなければ、自分一人で決断しなければなりません。

ですから、基本は何でも自分で考え、自分で決めるということです。

他の誰かが、そのことについて何かを言う場合、それは今の自分とは、異なる視点に立っての意見を、述べてくれているだけです。

つまり、それはあくまでも、その人自身の考えであり、その人にとって正しいことなのです。

それが自分にとっても、正しいと思えるかどうかは、その時によって違います。

いいねと思えば、それを自分のものとして取り込めばいいのです。

ちょっと違うかなと思えば、どうもと言って、自分が思うとおりに行くのです。

相手がどんな人であるかは関係ありません。

相手の素性や肩書きなども、何も関係ありません。

その人が発した言葉が、今の自分にとって、役に立つものかどうか、自分が求めていた言葉かどうか、というだけのことです。

料理のレシピや、仕事の進め方などから、政治や戦争問題など、世の中にはいろんな情報や、言葉が飛び交っています。

それらの情報をどう利用するかについて、情報の出所がどのような意図で、その情報を広めているのかを、確かめることは大切でしょう。

でも、ここならば大丈夫と思っていた出所からの情報が、間違っているということも有り得ます。

そうなると、どの情報を信じていいのかが、わからなくなるでしょう。

そんな時には、自分自身に問いかければいいのです。

人間は何も知らないようでも、本当に大切なことは、心の奥でわかっています。

その心の奥にいる自分自身に、本当にこれでいいのかと問いかけるのです。

そうすれば、自ずと取り入れるべき情報を、選別することができます。

そして、その言葉は誰のものでもなく、自分自身の言葉であるとわかるでしょう。