軍隊は必要か その3
軍隊があるべき姿であったなら、どこの国も他国を侵略することは有り得ません。
自国を護ることが軍隊の役割であり、他国を侵略することは役割ではないからです。
ゴジラなどの怪獣が現れて、こちらの話を聞こうともせずに、一方的に暴れまくるようなことがあるならば、それに対する軍備は必要になるでしょう。
しかし、人間が暮らす国同士の間では、互いに思いやりの心があれば、何でも争うことなく、話し合いで解決できます。
それは国内問題についても言えることで、人権問題や貧困問題など、世界中に存在する問題のほとんどは、これで解決するでしょう。
警察や軍隊による武力で、人々を無理やり鎮圧する必要はないのです。
国内が平和であれば、他国からいろいろ問題を指摘されて、嫌な想いをすることもありません。
面子を潰されたと言って、他国と争うことはないのです。
そんな状況にあれば、軍隊は不要となります。
何故なら、誰も攻めて来ないのですから、自国を防衛する必要がなくなるからです。
今の日本の都道府県の関係と同じになるわけです。
軍隊は必要かという問題を改めて考えると、狂った軍隊が存在するならば、必要になると言えるでしょう。
外敵というのは、要するに狂った軍隊のことなのです。
まともな軍隊が攻撃して来ることはありません。
でも、今のロシア軍のように、狂った軍隊には理屈が通用しません。
そうなると、それに対抗すべく、自国に軍隊を持つ必要性が出て来るのです。
今の世の中の現状を見ていると、やはり軍隊は必要だと見る人が、大半だと思います。
しかし、その結果、軍備拡張を競い、核戦争の現実化を恐れることになるわけです。
いくら自国を護るために軍隊が必要だと言っても、結果的に世界中が核によって滅びてしまえば、軍隊を持つ意味がありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
やはり軍隊はない方がいいのでしょうか。