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プリズム その3

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大元の意識は、どこの国、どこの地域の人であっても、みんな同じです。

ですから、生まれたばかりの赤ちゃんは、どこで生まれたにしても、意識の状態はみんな同じだと言えるでしょう。

それが違って来るのは、生まれたあとに育つ環境の中で、その地域の言語を含めて、様々な価値観が擦り込まれて行くからです。

大元の意識である本当の自分を忘れていると、歪んだ価値観によって、自分に自信を失ったり、生きる気力が削がれてしまうことがあります。

そんな価値観は、本当の自分ではないから、従う必要はないと思えればいいのですが、それができないために、どんどん自分で自分を追い込んでしまいます。

あるいは、脳のプリズムによって創り出された意識を、自分だと信じながらも、どこかで大元の意識を感じている人は、自分が持った価値観と、本来あるべき自分とのギャップに苦しんでしまいます。

この場合も、大元の意識の自分を、はっきりと認識できていれば、それに素直に従えばいいのです。

しかし、それがわからないために、いつも不愉快な気分になったり、どこにいても居心地が悪い、ということになるのです。

私たちは、自分たちが認識している世界を、唯一の現実と理解しています。

しかし、実際はそうではありません。

私たちが認識している世界は、一種の幻想のようなものであり、よくできた立体映画のようなものです。

この世界は脳のプリズムを介して、生み出された意識によって創られています。

言い換えれば、私たちの意識は、この世界を体験するために、創られているのです。

元々の意識では、この世界を体験することができません。

だから、元の意識を脳のプリズムを通して、この世界バージョンに変化させているのです。

私たちからすれば、元の意識がある世界は、未知で特殊な世界に思えますが、元の意識からすれば、私たちの世界こそが、特殊で不思議で面白いのです。

せっかくこの世界を楽しむために生まれて来たのに、いろんなルールが勝手に作られ、自由が大きく制約されるため、何をしに生まれて来たのかと、首をかしげたくなる人も少なくありません。

でも、そんな人たちは心の奥底で、本当の自分を感じているのです。

だからこそ、何か違うぞと首をかしげてしまうのです。

この世界がかりそめのものであるならば、この世界における価値観も絶対的なものではありません。

その価値観に従うのも自由ですし、違う価値観を求めるのも自由です。

そこをきちんと押さえておけたならば、人生はもっと明るいものになるでしょう。