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何かを創ろう

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子供は何かを創るのが大好きです。

粘土やブロックがあれば、それで何でも好きなものを創ります。

単に何かを創るだけでなく、それぞれに命を吹き込んで、そこに世界や物語を紡いで行きます。

大人でもそのようなことができる人はいます。

芸術家や小説家、映画やドラマを創る人たち、料理研究家、ゲーム制作者など、いろいろありますね。

みんな、大人ではあるけれど、子供の頃の心を失わず、大切に持ち続けているのだと思います。

しかし、子供の頃の気持ちを忘れて、みんなと同じことをするのが大人だと信じている人も多くいます。

毎日同じような日々を繰り返して、つまらなくてもそれを我慢して繰り返すのが、大人なのだと思い込んでいるというか、思い込まされている人が本当に多いと思います。

他人を思いやることは大切ですが、そのことを逆手に取られて、自分が我慢してでもみんなのためにがんばるとか、不満があっても会社のために仕事をする、という考え方が正当化されているような気がします。

他人を思いやりながらも、自分自身のことも大切にするのでなければ、やってられないでしょう。

それを、みんながそうしてるからと、自分に言い聞かせて続けていると、病気になるか、生活が崩れるか、人間関係が壊れるか、何かの問題にぶつかることになると思います。

また、自分自身を大切にして来なかった人が、仕事をくびになるとか、会社が潰れるとか、病気や事故で仕事が続けられなくなる、あるいは定年で辞めるという感じで仕事ができなくなると大変です。

仕事の時には言われたことをしていればよかったのですが、仕事を離れると、自分が何をどうすればいいのかわかりません。

やりたいことをすればいいよと言われても、何がしたいのかさえわからない、という人は少なくないはずです。

それはとても不幸なことだと思います。

本来の自分が封じ込められてしまって、自分がどうしたいのかもわからないわけです。

でも、そんな時には子供の心を呼び起こせるように、何かを創る作業に挑戦してみるといいでしょう。

失敗を恐れる必要はありません。

失敗も笑いのネタになりますから、失敗が多いほど楽しめます。

それに失敗は成功の元と言うように、失敗することで、どうすれば成功に近づけるかがわかります。

そうやって何かを創り上げた時の喜びはひとしおでしょう。

それで、そこにはまってしまったなら、どんどん自分なりのこだわりを追求して、もっといいものを創ることに夢中になればいいのです。

そうすれば、忘れていたはずの子供の頃の心が蘇り、人生は自分のものであるということを思い出せるでしょう。

人生とは体験ですが、挑戦でもあり、創作でもあるのです。

人生そのものが、自分のオリジナル創作作品だと考えれば、人生をどのような作品に仕上げるか、ということに大いなるこだわりを持てるようになるでしょう。

それはとても楽しいものであり、充実した人生を経験できることになるのです。

同じような日々を、機械的に暮らしているだけだと感じているならば、ぜひ何かを創作してみて下さい。

そして、人生もまた自分の作品であることに、気づけますように。