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がんが自然に治る生き方 その6

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「抑圧された感情を解き放つ」

ストレスがいろんな病気を、引き起こすということは、今や常識と言えるでしょう。

それがわかっているのに、人々は多くのストレスを抱え、それをどうすることもできずにいます。

こんなのは嫌だと思っても、どうすることもできませんから、その嫌だと思う気持ちを、ぐっと呑み込んで、何でもないふりをして暮らすのです。

こうやって、本来は外へ発散されるべき感情は、心の中に溜め込まれて行くのです。

感情は形のないものですし、言ってみれば、ただの心の反応に過ぎないと、思われがちです。

つまり、感情を抑えるということは、感情をコントロールしているとか、その感情を消したように思えるのです。

ところが、感情とはエネルギーです。

心がエネルギーですから、感情もエネルギーなのです。

たとえば、落ち着いた心のエネルギーが、静かな湖面だとします。

強い感情は、その湖面を激しく波立たせる、大きな渦だと思って下さい。

感情が表に出ている時は、湖面が荒れてしまい、その人が怒ったり混乱したりしているのが、見た目にもわかります。

しかし、感情を押し殺して無視すると、その人は見た目には微笑んだり、平静でいることができます。

心のエネルギーの湖面は、元の静かな状態になっていますが、感情の渦は深い湖の底へ押し込まれただけで、そこでずっと渦を巻き続けています。

それは大きなエネルギーのゆがみであり、しこりです。

このゆがみが、体のエネルギーに伝わると、体のエネルギーにも、似たようなゆがみやしこりが生じます。

これが心を原因とした病気です。

がんもその一つですが、がん以外にも、様々な病気が同じ理由で起こります。

心のエネルギーのゆがみが、体の病気の原因になっているのであれば、何より先にすべきなのは、心の奥に押し込まれた、強い感情の渦を消し去ることです。

隠していた感情を表に戻してやり、まずは自分にそんな感情があることを、受け入れます。

感情自体は、単なる心の反応ですから、いいも悪いもありません。

嫌な感情を感じてしまう時は、その感情を否定したり、その感情の赴くままに、周囲に悪態をつくのではなく、どうしてそんな感情を抱いてしまうのかを、探る必要があります。

人は様々な価値観に従って生きており、感情もその価値観に応じて生じます。

何の価値観も持たなければ、何の感情も起こりません。

ある物事に怒りを覚える場合、物事そのものには、いいも悪いもないのです。

それを悪く取ってしまう、自分の価値観に問題があるのです。

一見、悪く思えることでも、違う立場で眺めてみると、それによって生じる、いい影響というものも、理解できるでしょう。

そうやって、物事を広い目で見られるようになると、自然に感情の渦は収まります。

嫌な感情を感じる時は、自分が大きく成長できるチャンスです。

感情を理解して、一段高い所から、物事を眺められるようになった時、私たちのエネルギーは正常な状態を取り戻すと同時に、そのパワーをアップしたり、美しいハーモニーを奏でるような、調和性を高めることができるのです。