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てこの原理 その2

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 ※OpenClipart-VectorsさんによるPixabayからの画像です。

私たちの心の動きが、具体的な結果を導き出すことに、てこの原理を当てはめたなら、何が支点で、何が力を加える棒になるのでしょうか。

たとえば、何かのお店をやりたいとしましょう。

そうですね、カフェを開きたいということにしましょうか。

カフェに憧れ、いつかカフェを開いてみたいと思っている人が、何かをきっかけにして、いきなりカフェを開くことはあると思います。

それでうまく行く人もいれば、うまく行かない人もいます。

同じようにしているつもりでも、うまく行くか行かないかの差が出るのは、そこに何かの違いがあるからです。

 ※こうまるさんによる写真ACからの画像です。

お店を開く場所や、お店の規模や雰囲気、メニューの内容、お店を通してオーナーが表現したいものや求めているもの、開店する時期や時間帯、その地域の人々の好み、資金的な余裕。

そんないろんな要素が絡み合い、うまく行ったり行かなかったりするわけです。

それでも、いきなりやってうまく行く人がいるならば、その人は余程運に恵まれているか、物事を見定めるセンスがあるかでしょうね。

何事も頭でいろいろ考えて計画を立てても、思ったように行かないことが多いものです。

そこをうまく切り抜けて行けるのは、直感力が優れているのかもしれません。

自分にはそんな力がないから、無理なんだと思うでしょうが、直感力を鍛えればいいのです。

そもそも直感という言葉は知っていても、それがどんなものなのか、感覚的に知らないとだめですから、直感がわからない人は、それについて探求するところから始めないといけません。

その分、時間はかかるでしょうが、望みを叶えるためには必要なことです。

 ※Dan BuiさんによるPixabayからの画像です。

カフェをやりたいと言いながら、料理はできないし、コーヒーの淹れ方もわからなければ、お話になりません。

これも人前に出しても恥ずかしくない程度には、修行をする必要があります。

いずれにしても、やろうと思ったことの実現までに、時間と労力がかかります。

これが、てこの棒の部分の動きですね。

棒を動かす力が少なくて済むとは言え、思った所まで棒を動かすには、それだけの時間がいるのです。

その結果、目的の物がどれだけ動いたかというと、それは思ったほどではありません。

それでも確実に動きます。

棒が折れてしまっては、てこも何もあったものではありませんが、自分が何かをやろうとしている時の心の強さが、この棒です。

どんなに大変でも、どんなに時間がかかろうと、絶対に成し遂げてみせるぞという意志の強さが、この棒の強さなのです。

ですから、途中で心が折れて、作業を投げ出してしまうのは、てこの棒が途中でぽっきり折れるのと同じなのです。

ということは、どれだけの情熱をもってやろうとしているのか、という点が重要だということですね。

てこの支点をどこにするかは、自分の力がどのくらいあるのかで決まります。

また、目的の物をどれぐらい動かすかという、目標によっても決まります。

つまり、てこの支点とは、今の自分の力でどこまでできるかという、見通しだと言えるでしょう。

それでできることが限られていても、心配する必要はありません。

一気に全部をするのではなく、全体をいくつかにわけて考え、それを一つずつこなして行くことで、最終的に全部をやり遂げると考えればいいのです。

一度に立てられる見通しが小さいものであったとしても、計画を何段階かに分けることで、最後には思ったようになるでしょう。

情熱と根気があれば、少しずつではあっても、必ず夢は叶うのです。

それを、てこの原理が証明してくれています。