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夢を現実に その2

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 ※Anastasia GeppさんによるPixabayからの画像です。

一見、夢を叶えたように見えても、そのあと、うまく行かなくなることがあります。

叶えたはずの夢が、つまらなく思えるようになるかもしれません。


うまく行かなくなった場合、実は、それはまだ夢が本当に叶う前だと考えられます。

夢を叶えるためには、いろいろ試しながら、失敗を繰り返していたはずです。

夢を叶えたあとに、それがだめになってしまうと、すごく落ち込んでしまいますが、それは夢が叶ったと思っているからです。

実は、まだ夢は完全に叶ったわけでなく、まだ途中だったと考えれば、うまく行かなくなった状況も、それまでの失敗と同じものだと、気がつくでしょう。

夢に対する思いが強いのであれば、そこであきらめることはないと思います。

どんなに苦境に思える状況でも、じゃあどうすればいいのだろうかと、さらなる一手を考えるはずです。

そして、そこから復活することができたなら、前に夢を叶えたと思っていたものが、実はまだ完成形ではなかったのだと、知ることになるでしょう。

 ※YANETH LOTEROさんによるPixabayからの画像です。

夢を叶えたつもりが、何か違うなと思う場合、それは元の企画書や設計図を、細かい所まできちんと見ていなかったということでしょう。

料理で言えば、スパイスや隠し味を入れるのを、忘れているようなものです。

本当はそこにこそ醍醐味があるはずなのに、その部分を見落としていて、表面的な完成にだけ、目を向けているのだと思います。

夢のマイホームを手に入れて、大喜びはしたものの、そのローンの支払いのために、朝から晩まで働き通し。

体は壊すし、家族との時間も取れません。

せかっくのマイホームも、くたくたになって寝るだけの場所です。

家族からは不満をぶつけられ、誰のために働いているのかと、大喧嘩になることもあるでしょう。

こうなっては、何のためにマイホームを購入したのか、わかりませんよね。

マイホームにばかり目が行ってしまい、マイホームによって何を得ようとしていたのかを、忘れているのです。

 ※Jerzy GóreckiさんによるPixabayからの画像です。

初めの頃とは、いつの間にか求めるものが違っていた、ということもあると思います。

実は、それまでとは違う夢を見るようになっていた、ということですね。

そのことを素直に認めていれば、今の状況に変化が訪れても、あまり問題にならないでしょう。

しかし、そこに自分が気づいていなければ、これまでやっていたことが、続けられなくなったら落ち込むでしょう。

また、続けられたとしても、何だか居心地が悪いと思います。

いずれにしても、自分の本音と、自分が置かれている状況が一致していないと、うまく行かなくなるものです。

自分が本当に望んでいるものは何なのか。

そこのところをよく確かめて、決して忘れないようにして下さい。

見かけ上、願いが叶っていないように見えていても、実は願いは叶っていた、ということもあると思います。