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愛を見つけよ その1

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ウクライナへのロシア軍の侵攻により、世界中が大きな衝撃を受け続けています。

これまでにもロシア軍が侵攻した所はありますし、ロシア軍以外でも、世界中で紛争は起きています。

アメリカで同時多発テロが起こった時や、アメリカがイラクやアフガニスタンへ攻撃をした時も、世界は大きな衝撃を受けました。

でも、今回の戦争はそれ以上の衝撃を世界に与えています。

同じような争いなのに、どうして今回はこれほど大きな衝撃となっているのでしょうか。

それは白人による、白人への戦いだからです。

また、国同士の最低限の約束事は、守られるべきだという思い込みが、破られたからです。

どこの国も利権で動きますが、共倒れになるようなことは避けるはずだと、信じていたでしょう。

しかし、今回の戦争にはその考え方が通じません。

そういう人物が国を支配するということに、思いが及ばなかったのです。

かつてヨーロッパは争いの連続でした。

アメリカも南北戦争がありました。

しかし、その結果として大きな学びを得て、自分たちには直接的な戦争は必要ないと理解し、団結することへ舵を切りました。

それは自分たちの精神が、大きく進化したという誇りにつながったでしょう。

それでも白人の国々は、白人でない人々の国に対しては、常に上から目線で見ていました。

そこの国がどうなろうと構わないし、そこの人々が苦しんでいても関係ないという態度をとり続けたのです。

力を貸そうとする時は、相手を利用できると判断した時だけです。

利用する価値がないと見れば、一切関わろうとしません。

もちろん個人的あるいは小さな組織では、国や民族による分け隔てはせず、全ての苦しむ人々に、手を差し伸べる人たちもいます。

しかし、国あるいは国を動かす人たちにとって、関心があるのは、いかに自分たちが利益を得るのか、ということだけです。

彼らは頭脳だけで動こうとして、心で動こうとはしません。

常に相手を支配して、自分たちが優位に立とうとします。

そのためには、どんなことでも厭いません。

それに対して、心で動く人々は、相手を支配しようとはしません。

相手と同じ目線に立ち、相手の気持ちを理解しようとします。

相手と心がつながることに、喜びを感じるのです。

人間は様々な場面で、いろんなことを学びます。

その学びの中で、愛は一番尊い学びです。

家族や仲間など、小さな集団の中で、その学びは始まります。

それでも、その学びは簡単ではありません。

互いを想う気持ちは、常に示されていると、それが当たり前になってしまい、その大切さがわからなくなるからです。

家族や仲間に何かをしてもらっても、それが当たり前だと思っていれば、ありがとうという言葉が出て来ません。

でも孤独を経験して、家族や仲間の存在の有り難さを知れば、ちょっとしたことに対しても、自然にありがとうという言葉を口にします。

人間にとって、愛以上に学ぶべきことはありません。

愛こそが本当に学ぶべきことであり、それ以外のことは、重要ではないのです。