> 悩まれている方へ > 幸せへの道しるべ > 玩具を使いこなそう その2

玩具を使いこなそう その2

この記事は3で読めます。
 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

自分が楽しめる玩具って、何だろうと考えた時、多くの人が思い浮かべるのは、スマホかもしれません。

スマホはポケットサイズのコンピューターです。

電話やメールだけでなく、写真や動画を撮ったり、計算をしたり、絵を描いたり、小説を書いたり、音楽を創ったりと、いろんなことができます。

でも、形を持たない玩具もあります。

それは言語です。

たとえば、外国語は馴染みのない日本人にとっては、ちんぷんかんぷんでしょう。

英語はだいぶわかる人が増えましたが、それでもわからない人の方が大半です。

英語以外の外国語となると、何が何やらさっぱりわかりません。

同じ日本の言葉でも、地方の言葉は、外国語なみにむずかしいものもあります。

そんな言語だからこそ、きちんと学んで使いこなせれば、相手との意思疎通を楽しむことができますし、相手と一緒に何かを行うこともできるようになります。

言葉がわからないと、なかなかそうは行きませんね。

他の言語を知るということは、そこの文化を知ることでもあり、それ自体が楽しいことです。

つまり、知らない言語は、その言語に興味を持つ人にとっては、玩具と同じです。

玩具を使いこなす、つまり、その言語を使いこなせるようになると、その先には、その言語を使うことによって、初めて成し遂げられる、大きな楽しみが待っているのです。

しかし、そんな楽しみがない人や、そもそも言語に興味がない人に、無理やり言語を覚えさせようとしても、苦痛なだけです。

みんなが勉強しているのだから、自分も勉強しないとだめだ、という理由だけでは、なかなか言語習得の上達は望めないでしょう。

それよりも、言葉が通じない人と、コミュニケーションを取ることで、新たな世界を体験したいという気持ちが、持てるようになることが先にあるべきです。

今の日本では、子供の英語教育に力を入れているようですが、日常で英語を使わない環境の下で、試験のためだけに英語を教えるのは、全くもって無駄なことです。

本当に英語を教えたいのであれば、日常の中で英語を使える環境を、整えてやるべきでしょう。

子供たちが自然に、英語を使って相手と喋りたいという状況を、作ってやらねばなりません。

 ※PrawnyさんによるPixabayからの画像です。

国や人種、民族などの違いを乗り越えて、同じ一人の人間として、相手と向き合い、共に何かを成し遂げよう、という気持ちにさせることができれば、放って置いても、子供たちは勝手に英語を喋られるようになるでしょう。

英語だけでなく、いろんな国の言葉を喋るようにも、なると思います。

そんな世の中って、すごいと思いませんか。

そんな世の中を創るためにも、自分にとっての玩具を見つけ、それを使いこなすようになるのは、とても重要なことなのです。