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玩具を使いこなそう その1

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 ※ふぉとんさんによる写真ACからの画像です。

子供は玩具が大好きです。

玩具と言っても、親が買い与える物とは限りません。

地面に落ちている小枝や石ころだって、子供には玩具になるのです。

どうしてそんな物が、玩具になるのでしょうか。

子供は面白い物は、素直に面白いと思います。

妙な理屈をこねたりしませんし、他人にどう思われるかも気になりません。

自分が面白いと思ったことは、飽きるまで何度も楽しもうとします。

その対象となるものは、子供にとっては全てが玩具です。

子供は成長するにつれて、玩具も単純な物から、複雑な物を好むようになって行きます。

いろいろ工夫することで、玩具の使い道や、新たな創造につながるならば、より一層、その玩具にのめり込んで行きます。

 ※こうまるさんによる写真ACからの画像です。

たとえば、パソコンのプログラミングを、大人は子供の勉強と見るかもしれませんが、子供にとっては遊びです。

簡単なプログラミングから、複雑なプログラミングを覚えて行くと、いずれはとても大きなすごいプログラムを、作りたくなるでしょう。

それは宇宙船を動かすようなものかもしれませんし、ロボットを操作するものかもしれません。

あるいは現在あるものよりも、より本物らしいバーチャル世界を創るものかもしれません。

そこには、その子供の夢があり、パソコンもプログラミングも、その夢を現実にするための、手段なのです。

そんな子供を大人が見ると、その子供はパソコンを使いこなしている、プログラミングを使いこなしていると思うでしょう。

つまり、何かを使いこなすというのは、その人にとって、その何かは玩具であるわけです。

そして、その人の心の中には、その玩具を使って、最高の遊びをしようという想いがあるのです。

その想いがない人に、あの人がやっているのだから、君もやらなくてはだめだとか、この人にできるんだから、あなたにだってできるはずよ、なんて言っても、できるわけがないのです。

そんなことよりも、本人にとって玩具になるものを、見つけることが先決です。

玩具というのは、その人が楽しめる何かです。

そんな玩具を見つけたならば、その玩具を徹底的に楽しみ、それを使って、もっと楽しめるような工夫をすればいいのです。

本人が楽しいのはもちろんですが、そこに引っ張られる他の人たちも、やはり楽しい気持ちになれるでしょう。

仕事中毒になるのではなく、そんな玩具を見つけて楽しむことが、人生を豊かにさせ、他の人と人生を分かち合える社会を、築くことができるのです。