夢をどう見るか その2
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私が見た中東のイメージの夢は、多くの日本人が抱えている問題を、表していると思いました。
私にとって中東は、勝手が全くわからない所です。
それと同じように、多くの若い人にとって、自分が飛び込んだ社会や会社組織の中は、全く勝手がわからないでしょう。
何をどうすればいいのかがわかりません。
何かをするにも、どうしてそうするのかも理解ができていません。
言われていることも、よくわかりません。
何とか雰囲気で理解するばかりです。
そもそも、どうしてその職場を選んだのかと問われても、そこしか雇ってもらえる所がなかったから、と答える人がほとんどではないでしょうか。
それは、私がどうして中東にいたのか、わからないというのと同じです。
たまたま、そこにいたのです、としか答えようがありません。
そこへ思いがけない問題が起こります。
それは会社命令によるものかもしれませんし、個人的なトラブルかもしれません。
あるいは入ったばかりの会社が、倒産することもあるでしょう。
自分を含めた何人かが、リストラされるということも有り得ます。
とにかく、突然に思いがけないことが起こっても、それに対処することなどできません。
対処しているように見えても、心の中は不安で一杯です。
どうして自分が、こんな目に遭わなければいけないのか。
逃げたいけれど、逃げようがない状況を、どうすればいいのか。
こんな状況は現実にもあるわけで、大変な思いをする人は、数え切れないほどいると思います。
何かいい方法はないのでしょうか。
実はそれがあるのです。
夢はそれを教えてくれていたのです。