球磨川の氾濫
昨夜から降り続いた豪雨で、熊本県の球磨川が氾濫しました。
球磨川上流のダムが、水が一杯になったために、すでに氾濫している川に、水を放流するという話もありました。
幸い、ダムの放流は中止になり、その点はよかったと思います。
以前に愛媛の大洲で、同じような状況の中、ダムの緊急放流が行われ、町も人命も失われるという、大惨事になりました。
町を守るはずのダムで、町が壊れてしまったのでは、本末転倒です。
球磨川でダムの緊急放流が、中止になった事は、本当によかったです。
それでも、やはり氾濫や土砂崩れで、被害に遭われた方や、亡くなられた方がいらっしゃいます。
もう少しで、梅雨明けを迎えただろうにと思うと、本当にお気の毒かつ残念でなりません。
毎年のように起こる水害ですが、やはり温暖化のせいで、気候が変わってしまったように感じます。
コロナウィルスもそうですが、一人一人の人間が、いろいろな事に目を向けて、自分の頭で考え、正しい道を選ぶように、地球から求められているような気がします。
被害に遭われた方や、亡くなられた方が、そういう事を求められているわけではありません。
求められているのは、人類全体です。
被害に遭われた方たちは、人類が大切な事から、目を背けて来た事による、犠牲者だと言えます。
その責任は、私たち一人一人にあるのです。
もちろん、一人の人間にできる事は、限られています。
それでも、その一人が多く集まる事で、大きな変化、大きなうねりを作る事ができます。
一人の言動の影響は、水面に小石を投げ込んだ時の、波紋のように、その人が知らない所で、周囲に広がって行きます。
自分一人に何ができるかと思わずに、自分が正しいと思った事は、行動に移して下さい。
それは必ず周囲に伝わって行きます。
温暖化を防ぐためにできることには、次のようなものがあります。
電気の無駄遣いをしない。
ちょっとの距離なら、車やバイクを使わずに、歩いたり自転車で移動する。
遠方であれば、なるべく電車やバスを利用する。
国や企業の温暖化対策を、できる限り支援する。
自分にできる事は、本当に知れています。
それでも、その心意気は周囲に伝わります。
大切な事は心意気が広がって、世の中の雰囲気が変わる事だと、私は思います。
それは、温暖化対策に限った事ではありません。
どんな事でも、一人一人の気持ちが大事です。
それを何かの形で表現し続ければ、必ずそれに共鳴する人が、増えて来ます。
そうして世の中は、変わるのです。