今後のコロナウィルス対策
7月になりました。
九州や東海など、あちこちで大雨が降りましたが、幸い洪水や土砂崩れなどの被害は、なかったようです。
このまま何事もなく、梅雨が明けてくれる事を願います。
四国の雨も思ったほどではありませんでした。
愛媛では、新たなコロナ感染の報道もなく、かつての日常が戻って来たかのような、平穏な日々が続いています。
しかし、東京を中心とした関東地域や、北海道などでは、相変わらずコロナ感染が、増加傾向にあるようです。
特に東京と周辺地域は、仕事も生活も一体化している状態です。
地方と比べると、状況をコントロールしづらいと思います。
前回の自粛に伴った、経済的損失を考えると、東京都も簡単に再自粛を、求めるわけにはいきません。
それに緊急宣言をして、再び外出や商売の自粛を求めたところで、コロナウィルスはなくなりません。
現在の状況が、その事を証明しています。
しかし、感染者の増加は明らかなので、放って置くこともできません。
かと言って、どう対処すればいいのかがわからず、国も東京都も途方に暮れているようです。
責任も取れないし、これ以上お金も出せない。
だから、強制的な指示を、出すことはむずかしい。
こんな国や東京都ができるのは、国民・都民の自主的な判断に、すがる事だけでしょう。
愛媛にいると、何も問題が起きていないような、錯覚を覚えます。
でも、東京と他県との移動制限が解除されましたから、いずれ再び愛媛でも、コロナ感染が増えるのでしょう。
世界に目を向けてみると、EUが日本など14カ国からの、渡航制限を解除する事を決めました。
しかし、EU諸国がコロナウィルスから、解放されたわけではありません。
それなのに、自粛制限が解除された事で、ウィルスへの警戒心が、吹っ飛んでしまったような、ヨーロッパの人々の姿が、テレビで紹介されていました。
恐らく、コロナウィルスの感染者は、爆発的に増えるでしょう。
その影響は、当然日本にも届きます。
その時に政府はまた、専門家の人たちの意見を聞くばかりで、右往左往するのでしょうね。
アメリカやブラジルなど、まだまだコロナウィルスが、猛威を振るっている国も、多くあります。
コロナウィルスを封じ込めた、と主張している中国でも、新たなウィルス患者が増えて来ています。
そして今度は、首都北京が、危険な状態にあるようです。
その中国では、豚から新型インフルエンザウィルスが、見つかったそうです。
100%人に感染する型だそうで、誰も免疫を持っていないので、一度広がり始めたら大変な事になると、研究者が警告を発しています。
コロナウィルスは若い人が感染しても、大した症状が出ないと言われています。
しかし、新型インフルエンザウィルスとダブル感染したら、若い人でも命の危険を、伴う事になると思われます。
この新型ウィルスに限らず、今後も人間に感染する、強力なウィルスが出現する可能性は、いつでもあります。
もはや想定外とか、100年に一度などという事は言えません。
いつ、新たなウィルスが発生しても、それに対応できる体制を、調えておく必要があります。
それは人々が外出を自粛しても、生活に困らないような、経済システムの構築です。
そういうシステムは、ウィルスの脅威がない平常時でも、役に立つはずです。
何かで急に仕事ができない状態になっても、生活ができなくなる不安を、抱える必要がなくなるわけです。
つまり、人々の暮らしに寄り添った、思いやりのある政策やシステムが、求められているのです。
それさえあれば、どんなウィルスが現れたとしても、今のような状況にはならないでしょう。
前にも述べましたが、結局ウィルスは、人間社会のいびつさを、浮き彫りにしているだけなのです。
政治家の方たちには、そこに早く気づいて、動いてもらいたいと思います。