トンガの海底火山

南太平洋の島国トンガ王国のすぐ近くで、大規模な海底火山が爆発しました。

この海底火山はトンガから100kmほど離れた所で、それほど遠い位置ではありません。

トンガ海岸には1mを越える津波が押し寄せたそうですが、その後、トンガの多くの地域と連絡が取れない状況が続いており、どうなっているのかはよくわかりません。

衛星から撮影したトンガ周辺の動画では、海面に突然黒い噴煙の輪が広がり、近くの島々を呑み込みました。

全ては一瞬の出来事で、もしその島々に人や生き物がいたとすれば、全滅したのではないかと思われます。

離れた地域では津波を心配しますが、噴煙に包まれた所は、すさまじい衝撃波や熱風、海底から打ち上げられた火山弾や、火山灰などの影響をもろに受けます。

襲って来る津波も、1mどころではないでしょう。
それも熱水の津波です。

トンガの被害は、これから明らかになるでしょうが、トンガの人々の無事を祈るばかりです。

日本は火山王国なので、火山爆発は他人事ではありません。

それに地震王国でもあり、突然の大地震で大きな被害を受ける不安が、常につきまとっています。

それでも、人々は日々の生活に追われ、いつ起こるかわからない自然災害に対して、無頓着になる傾向があります。

政治家が真っ先に口にすることは、いつでも決まって経済の活性化です。

経済さえうまく回せば、他の問題は全て解決するかのように、経済経済です。

確かに、今の人間社会はお金を中心に動いていますから、経済が問題にされるのは理解できます。

だけど、そんな経済も自然の猛威には、為す術がありません。

被害を受けるのが一部の地域に限定されていれば、経済が停まることはないでしょう。

しかし多くの大都市が、同時に被害を受けるような大災害が生じると、経済は停滞します。

場合によっては、崩壊するかもしれません。

そのことは、今回世界中で猛威を奮っている、コロナウィルスが教えてくれています。

今のオミクロン株は重症化が少ないため、以前と比べると、経済は維持されているようです。

でも、これが致死性の強いウィルスであれば、そうはいかないでしょう。

異常気象に伴う被害も、世界中で起こっていますし、南極大陸の氷が溶けると、海岸線にある大都市は、全て水没してしまうことは、よく知られた話です。

それなのに、人々が経済や仕事にばかり、目を向けてしまうのは、ある意味、病んでいると言えるでしょう。

何かが起こってから、慌てて対策を考えたり、そんな中でも経済を回そうと、四苦八苦するよりも、お金中心の考え方を、すぐにでも改めることが重要だと思います。

お金がないと動けない社会ではなく、お金がなくても、助け合って動ける社会を築くべきです。

お金を信奉するのではなく、生きる喜びを重視すべきなのです。

危険なのがわかっているのに、対策が打てないとか、移住ができないというのは、全てお金が原因です。

お金の問題がなければ、必要な対策はいくらでも取れるでしょうし、移住が必要な方は、どこにでも移住ができるはずです。

自然災害そのものを止めることはできなくても、それに応じた動きを取ることは、本当の知恵と思いやりがあれば可能です。

人類に危機を感じさせる災害は、今後も続くことでしょう。

人間よ、どうするんだい?

と、トンガの海底火山を始め、多くの自然災害は問いかけているように思います。