楽しむ気持ち もてなす心
何事も楽しむ気持ちが大切です。
自分で好きでやることも、誰かに頼まれてやることも、義務的にしなければならないことでも、楽しんでやることが大事です。
楽しんでやらない場合、淡々と作業をするか、嫌々やるかの、どちらかでしょう。
淡々とできる人は、それはそれでいいと思うかもしれません。
しかし、限られた人生の中で、楽しんでいない時間が、長くなると考えると、損をした気分になると思います。
嫌々やる人は、何をするにしても、作業の効率は悪くなるし、仕上げの状態も好い加減になるでしょう。
本当に嫌であるなら、やめるべきですし、やらねばならないと言うのであれば、気持ちを改めなければなりません。
嫌々やっていては、面白いはずがありません。
嫌なのですから、不愉快ですよね。
楽しくないことや、不愉快なことをするのは、仕事の成果にも影響しますが、それ以上に、自分の心や体の調子に、不調を来すのです。
それでも、やめられないと言うのであれば、その作業の中に何か楽しみを、見つけるしかありません。
ちょっとした遊びやゲームの感覚を持つことができれば、つまらないと思っていたことが、案外面白く感じられるようになるでしょう。
そこには自分なりのこだわりや、工夫というものが出て来ると思います。
誰も褒めてくれなくても、自分で自分を褒めればいいのです。
うん、よくやった。
なかなか大したものだ。
こんな風に自分を褒めてあげましょう。
そして、ご褒美に何か美味しい物でも、食べて下さい。
自分が出すご褒美でも、頑張った証に得られるものであれば、気合いが入ると思います。
また、自分がすることで、誰かが喜んでくれると、こちらも嬉しいですね。
自分が何かする時にも、それで誰かが喜ぶところを、イメージするといいですよ。
そうすると、どんな仕事や作業でも、手を抜きたくなんかなりません。
喜ぶ人の顔が直接見られなくても、必ず喜んでくれる人はいますから、自信を持てばいいのです。
また、喜ぶというのとは、ちょっと違いますが、自分がしたことで、誰かが困らないか、という発想も大切です。
自分の手抜き作業によって、あとで誰かが困らないようにという考えは、誰かを喜ばせようという考えと同じです。
直接自分の家を訪ねて来た人に対しては、もてなそうという気持ちが働きます。
このもてなしの気持ちを、まだ出会っていない人に対しても、持つことができれば、とてもいい仕事ができますし、自分も気持ちがよくなります。
また、ちょっとしたことへ、感謝や喜びを持てるようになれば、周囲にいる人たちとも、いい関係を築けます。
誰かに褒めてもらったら、気分は最高でしょう。
それでも、どうしても楽しんだり、もてなしたりできない環境だと思うのであれば、思い切って、違う場所や環境へ移るというのも、一つの方法だと思います。