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望んでいるのはお金? それとも

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 ※TicTacさんによる写真ACからの画像です。

ああいう事がしたい、こういう事がしたい。

いろいろ考えた末に、やっぱり無理だ、お金がない、と思ってしまう人は、多いのではないでしょうか。

今の世の中は、お金で動くシステムになっています。

ですから、お金がないと、食べる物も買えませんし、住む所もなくなってしまいます。

その日を生きて行くのに精一杯で、自分の夢を叶えるなんて、夢のまた夢です。

でも、本当にそうなのでしょうか。

 ※PexelsさんによるPixabayからの画像です。

何かをやりたいと考える時、そこに商売を絡めることが、多いと思います。

たとえば、料理が好きだから、いろんな料理を作ってみたい。

そして、それを大勢の人に味わってもらいたい。

こう考えた時、レストランや食堂、居酒屋などの店を、思い浮かべるでしょう。

当然、そこには経営という問題が付いて来ます。

お店を開くにも資金が必要だし、開いたあとも、お店を維持するための、儲けが求められます。

自分の料理を、みんなに食べてもらいたいだけなのに、お金の計算をしなくてはなりません。

お金がなければ、お店は開けませんし、お店を開いても、お客がどのぐらい来てくれるのかは、その日によって異なります。

今のコロナ騒ぎのようなことが起これば、いつもは来てくれるはずのお客が、ぱったり足を運んでくれなくなってしまいます。

そうなると、収入が激減し、お店を維持することは困難になります。

また、世の中の情勢により、食材の値段が高騰すると、それが料理の値段に反映されることになるでしょう。

しかし、あまり値段を上げ過ぎると、誰も注文してくれなくなります。

値段を抑えようとすると、食材の質を落とす必要が出るかもしれません。

このように経営が絡んで来ると、お金のやり繰りに力を注ぐことになります。

それでは、お店を維持できたとしても、それが自分のやりたかったことなのか、という疑問が生じるでしょう。

 ※Here and now, unfortunately, ends my journey on PixabayさんによるPixabayからの画像です。

お金そのものを望んでいる人ならば、食材の質をどうしようが、料理の値段をどうしようが、あまり気にすることはないでしょう。

自慢の料理ではなく、儲かる料理を考えればいいのです。

しかし、本来の目的が、自分の料理をみんなに喜んでもらう、ということであれば、話は変わって来ます。

経営を維持できたとしても、自慢の料理を出せなければ、目的が達成できたとは言えません。

お金がなければ、やりたい事ができない。

要するに、問題はお金です。

さらに言えば、お金がなければ、何もできないという発想が、問題なのです。

 ※Andrew KhoroshavinさんによるPixabayからの画像です。

自分の料理を人にふるまうのであれば、お店という形をとらなくても、できるでしょう。

その時の自分にできる範囲で、精一杯の料理を作ればいいのです。

その気持ちがみんなに通じれば、自分たちにも何か手伝わせて欲しいと、言ってくれるかもしれません。

そうなれば、多くの人ができる範囲で力を合わせる中で、料理の腕を存分に振るうということが、できるのではないでしょうか。

もしかしたら、これはイベントという形で、行われるかもしれません。

あるいは、それぞれが少しずつ負担することで、お店を作るということもあるでしょう。

食事に困っている人の所へ行き、美味しいご馳走を、作ってあげるという方法もあると思います。

 ※Salah JalalさんによるPixabayからの画像です。

もちろん、自分一人でするのではなく、同じ想いを持つ人たちが、協力し合ってするのです。

お金がないと何もできない、という考え方は、ある立場に置いてのみ、成立するものです。

そんな立場しかないと考えてしまうのは、資本主義を維持するための洗脳です。

お金がなくても、やりたい事をしている人は、実際にいるのです。

そこには必ず、無償で力を貸してくれる人たちがいます。

つまり、人々の心を動かすことができれば、お金がなくても、物事は動くのです。

では、どうすれば人の心を動かせるのでしょうか。

それは、熱意です。

懸命に何かをやろうとしている人を見た時、何かを手伝いたくなるのが人情です。

特に、誰かのためにやろうとしている事は、多くの賛同を得られやすいでしょう。

お金がないから、何もできないと思う時、本当にそうなのかと、自分の考えを疑ってみて下さい。

自分がやりたいことは、お金稼ぎではなく、こういうことなのだと、はっきりすれば、それに向かって一歩ずつ、今できることをやってみて下さい。

そうすれば、必ずやりたい事はできるでしょう。

自分の望みが叶った姿を思い描く時、お金を稼いで成功している姿を、思い浮かべるのは間違いです。

望みの方向がずれています。

自分がやりたい事に、一心に打ち込んでいる姿を、思い浮かべて下さい。

それは、あなたがたどり着くのを待っている、確定したあなたの未来の姿なのです。

 ※Tomoharu photographyさんによる写真ACからの画像です。