> 悩まれている方へ > 幸せへの道しるべ > 何に関心を持つのか

何に関心を持つのか

この記事は3で読めます。
 ※Olya AdamovichさんによるPixabayからの画像です。

人は様々なものや事柄に、関心を持ちます。

しかし、全ての人が同じものに、関心を持つわけではありません。

たとえば、本を読むのが好きな人もいれば、ゲームが好きな人もいます。

映画が好きな人もいれば、アウトドアでのいろんな体験が好きという人もいます。

スポーツが好き、絵を描くのが好き、音楽が好き、食べることが好き。

他にも好きなことは、いっぱいあるでしょう。

それらは全て別々のことのように見えますが、そうではないかもしれません。

 ※PexelsさんによるPixabayからの画像です。

本が好きな人も、映画が好きな人も、物語に入り込むのが好きという点で、共通しています。

本と言っても、小説ではなく、料理本が好きだとか、コンピューター関連の本が好きだとか、営業のノウハウ本が好きだとか、いろいろでしょう。

でも、どの本にしても、自分が関心を持って選んだ本を読む時には、それを書いた人の思考の中に、入り込んでいるはずです。

どんな本でも、著者の思考の物語であり、本を読むということは、思考の物語に自分の意識を、投入することなのです。

ゲームにしても同じで、ゲームを楽しむことで、対決や体験という物語を経験しています。

では、アウトドアでの体験はどうでしょうか。

これはまさに冒険であり、まさに物語と言えるでしょう。

 ※thatsphotographyさんによるPixabayからの画像です。

スポーツにしても、単に勝ち負けではなく、そこには自分や他の人たちのドラマがあるわけです。

それを感じて、スポーツは素晴らしいと思えるのであれば、その人はスポーツを通して、物語を楽しんでいるのです。

美味しい物を食べる時も、その食材や料理をする人に、思いを馳せるでしょう。

食材がどのようにして作られたのか、その食材をどんな工夫をして料理にするのか。

そこには、どんな人々のどんな思いが込められているのか。

そんな所に目を向けると、自分が調理するにしても、食べるにしても、そこに物語を見ることができるでしょう。

そして、それは食事の醍醐味なのです。

絵や音楽などの芸術でも、人の想いが込められています。

何をきっかけに、その作品が生まれたのか。

それも物語です。

 ※bridgeswardさんによるPixabayからの画像です。

結局、私たちは物語を求めているのでしょう。

いろんな興味や関心を通して、様々な形で物語を堪能しようとしているのです。

ただ、自分でそのことに気づいていない人は、少なくないと思います。

自分が物語を求めていると、わかるようになったなら、きっと、いろんなことに深みがあると、感じられるようになるでしょう。

そして、自分自身もまた、物語を作っているのだと知るのです。

その物語の名前は、「人生」です。