何のために生きるのか
自分は何のために、生きているのだろうか。
ふと、そんな風な想いが、頭に浮かぶことが、あるのではないでしょうか。
嫌なことばかりが続いていると、そんなことを考えたくなるでしょう。
でも、特に嫌なことがあるわけではなく、友だちもいて、仕事もあって、それなりに楽しく過ごしている。
そんな時でも、ふと考えることがあると思います。
自分は何のために、生きているのだろうかと。
それは、人それぞれが、何かを学ぶために、この世界に生まれて来たからです。
しかし、生まれてしまうと、そんな目的なんか、すっかり忘れてしまいます。
先にこの世界にいる人たちから、この世界での暮らし方を教わり、みんなと同じように生きて行く。
そのことしか、頭にはありません。
周りがみんな、そんな感じですから、別に問題があるとは思わないのです。
この世界のことなど、誰も知らないまま生きており、みんな周囲の出来事に、翻弄されながら生きています。
だから、自分も同じような生き方をするのですが、何となく、ちょっと違うなと思うのです。
それで、自分は何のために、生きているのだろうと考えるのです。
それは忘れていた記憶を、思い出しそうな時と、似ていると言えるでしょう。
あれ? 自分は何かをするつもりだったのに、何だったっけ?
こんな感じで、自分の今の生き方に、ふと疑問を感じてしまうのです。
では、この人生で何を学ぶのでしょう。
それは人それぞれです。
限界に挑戦すること。
恵まれていないような条件の中で、幸せを見つけること。
気の合う仲間たちと、いろんな行動を取ること。
ただ、愛されること。
世界の謎を解明すること。
誰かの力になること。
いろいろありますが、自分の目的が何であるのかは、自分でなければわかりません。
気持ちが惹かれる所に、自分の目的があると考えればいいでしょう。
そうして、自分の目的を見つけることができたなら、何となく生きるのではなく、充実感あふれる人生を、送ることになるのです。
自分は何のために、生きているのだろうかと考えたくなった時は、人生を変える時期が来たということです。
その心からのサインを見逃さず、真剣に考え、また感じてみて下さい。
必ずあなたの人生の目的が、見つかると思います。