未来のエネルギー
次世代の自動車の地位を巡って、電気自動車と水素自動車が争っているのは、耳にされたことがあると思います。
今のところ、日本ではハイブリッド車が注目されています。
それ以外の車は、大半がガソリン車です。
電気自動車はたまに目にしますが、水素自動車というのは、よくわかりません。
水素自動車を見かけない理由は、インフラによるものだそうです。
電気自動車の充電設備は、電気さえ取れれば、簡単に設置できます。
充電器付駐車スペースは、あちらこちらの駐車場で、目にしますよね。
一方で、水素補充の設備は高額で、設置する手間もかかります。
ガソリンスタンドのように、どこにでも水素ステーションがあればいいのですが、なかなかそうはいかないようです。
しかし、電気自動車の充電には、充電施設で30分、自宅での充電なら10時間前後かかると言います。
それに対して、水素の補充は3分あればできるそうです。
インフラさえ充実できれば、水素自動車の方に軍配が上がると思います。
現状では、世界の流れは電気自動車の普及に、大きく傾いているようです。
それでも、日本は国を挙げて、水素自動車の普及に力を入れています。
それが、どうなるかはわかりません。
言えるのは、ガソリン車の時代は、終焉を迎えようとしているという事です。
さらに言えば、化石燃料の時代が、終わろうとしているのです。
ただ、充電する電気や水素を作るために、化石燃料を燃やしたのでは、あまり意味がありません。
こういう所に、自然の再生エネルギーが活用できたなら、素晴らしい事だと思います。
時間はかかるかも知れませんが、きっとそうなるでしょう。
太陽光発電や風力発電などで作った電気は、蓄電しておくことができないと言います。
でも、それを水を電気分解することで、水素として残すことは可能だそうです。
人がいないような所、つまり電気を必要としない所で、自然エネルギーを水素の形に変えて、どんどん貯めて行く。
そんな発想もあるようです。
そうなれば資源が少ない日本でも、エネルギーを自給自足できるかも知れません。
それに、そのことが過疎地に人を呼び込む、道筋になることも考えられます。
日本がエネルギーを生産できたなら、それは他の資源が乏しい国や、貧しい国でもできるわけです。
エネルギーを自前で賄うようになれたなら、人々が豊かに暮らす道が、どこの国にも開けることでしょう。
資本主義では絶対に不可能な、世界中の人全員の、幸せへとつながるのです。
目の前に見えているのは、電気自動車と水素自動車の競争かも知れません。
でも、本当は新しいエネルギーと、化石燃料との競い合いなのです。
そして、その勝敗の行方は見えています。
このような新しいエネルギーの模索は、人類の思考を進化させます。
新たな発見は、次なる発見へと続いて行くのです。
恐らくその先には、これまでの常識を覆すような、エネルギーが待っているでしょう。
そんなエネルギーは、まだ発見されていないかも知れません。
それでも10年後は、今とは全く違った、エネルギー事情になっていると思います。
それに合わせて、世界の情勢や人々の価値観も、大きく変化しているでしょう。
単にエネルギー事情が、変わるだけであるならば、格差社会や差別問題は残ります。
しかしコロナ騒ぎで、感謝や思いやりを学んだ人々は、新たに得た技術や知識を、分かち合えると思います。
格差を基盤にした資本主義ではない、別の経済システムが台頭して来るのです。、
その牽引役として、世界を引っ張るのは、日本をおいてないと思います。
貧しい国々のエネルギー開発に、日本が私欲なく力を貸せば、それは世界の模範となるでしょう。
本当にその国の事を思って動けるのは、日本だけだと私は確信しています。
日本が動けば、他の裕福な国々も、必ず日本に追従して動いてくれるでしょう。
また、助けられた国々も、いずれはその力を、他の人々のために使うようになるのです。
想像してみて下さい。
そこに見えるのは、本当に一つになった世界です。
それぞれの文化は残しつつ、優しさによって、統合された世界です。
その時の私たちは、きっと自らを地球人と、認識しているに違いありません。