世界は変わるもの2
足下の地面、あるいは波が揺れ動くならば、それに合わせて動きます。
揺れに逆らうのではなく、揺れに合わせるのです。
転んだら、もう一度起き上がって、動く地面や波をつかまえます。
つまり、どんな状況になろうとも、その状況に応じた動きを、するように心掛けるのです。
これまでと同じ安定を、求めてはいけません。
同じ事を求めるから、上手く行かず落胆するのです。
安定など初めからないと思って、いろんな事に固執するのをやめましょう。
せっかくの仕事を、やめる事になるかも知れません。
苦労して購入した家を、手放す事もあるでしょう。
家族が離れて暮らす事を、余儀なくされる場合もあります。
それでも、その事自体には抗わず、新たな暮らしを模索するのです。
こうでないといけないとか、自分が情けないとか、本当はこんなはずではなかった、などという考えは捨てましょう。
絶望的に見える事にも、新たな展開のチャンスが、潜んでいるものです。
要は絶望的な事を、単に絶望的だと受け止めるかどうかの、問題なのです。
つまづいて転んだ石に、腹を立てる人もいれば、その石が金塊だと気づく人もいるのです。
どうしていいかわからない時には、誰かの助言を仰ぎましょう。
一度や二度、助言が得られなくても、諦めてはいけません。
本当に次のステップへ進みたいのであれば、歩みを止めてはいけないのです。
また、どちらへ進んでいいのかわからない時は、自分が行きたいと思った方へ、進めばいいのです。
どうせ何をやってもだめであるなら、自分がやりたいと思っていた事、興味が持てる事に向かって、進んでみるべきでしょう。
すると、そこから新たな道が、見つかるものなのです。
諦めて動くのをやめたり、どうせだめだと思いながら動いていたのでは、絶対に上手く行きません。
どんな状況の中でも、楽しさを追い求めて動く事が、肝要なのです。
楽しさがあると、まず自分の気分が、よくなります。
また、楽しさは人を呼び、自然に人とのつながりが生まれます。
初めは小さなつながりでしょうが、そのつながりが、やがては大きなつながりに、なるのです。
嘘だと思う人もいるでしょう。
でも、どうせ上手く行かないのであれば、楽しさを追い求めてみても、損はないと思います。
落ち込んでいると、嫌な事ばかり考えてしまいます。
その気分を解消できるだけでも、やってみる価値はあるでしょう。
とにかく、自然も世の中も、変化するものなのです。
変化を嘆いても、仕方がありません。
どんな変化が起ころうと、その中にチャンスを見つける気持ちを、持つ事が大事だと思います。
ポイントは、感謝と思いやりです。
人々を喜びに導く事であれば、それがどんな事であっても、上手く行きます。
自分だけが生き延びようとか、自分だけが儲けよう、などという思いがあると、必ず失敗するでしょう。
変化の中で生きて行くためには、楽しい気持ちが欠かせません。
でも絶対に、他の人たちとの絆を、忘れてはいけないのです。