取り残された感じ その3
好きなこと、興味を持ってるものはあるけれど、自分なんかには無理だと思う人。
そんな人も、多いでしょう。
でも、それはもったいない話です。
やりたい事があれば、人に迷惑をかけない限り、遠慮することなく、やればいいのです。
それを仕事にしようと、考える必要はありません。
と言うか、そんな事は、考えない方がいいでしょう。
まずは、自分がやりたい事に、夢中になるのが最初です。
他の人に見てもらいたければ、そうすればいいのです。
それが仕事になるかどうかは、あくまでも結果です。
そういう成り行きであれば、仕事にすればいいのです。
仕事にすることを目的にしてしまうと、方向がずれてしまいます。
やりたい事へ回すパワーが、分散してしまいます。
そうなると、結局何をしようと思っていたのか、わからなくなってしまうでしょう。
周囲の人や世間に、どんな目で見られるかが、気になりますか。
でも、それではうまく行きません。
何かに本気で取り組む人は、世間がどう評価するか、うまく行かなかったらどうするのか、というようなことは考えません。
そんな事に意識を向けるのは、それだけ集中力が、足らないという事です。
何かに夢中になっている人の、頭の中にあるのは、どうすればやりたい事が、実現できるのかという事だけです。
それが自分らしく生きるという事であり、それが活き活きできる理由なのです。
この歳で今更と思うのは、間違いです。
活き活きする事に、年齢制限はありません。
世の中には、定年を迎えてから、新たな事に挑戦する人が、いくらでもいます。
そういう人たちは、見かけは歳を取っていても、心の中は少年少女です。
収入が少ない、資格を持っていない、もう若くない。
そんなのは、活き活き生きるのに、関係のない事です。
大切なのは、自分が何に興味を持っているのか、という事だけです。
自分が好きなことをするのは、誰かと競争をするためではありません。
自分が楽しむためにするのです。
また、同じ興味を持つ人たちと、共同で大きなことをするのは、楽しいことです。
競争ではなく、協力です。
ゲームとして、競争を楽しむこともあると思います。
しかし、競争に夢中になるあまり、本来の目的を忘れてしまうのであれば、競争なんてしない方がいいでしょう。
自分だけが取り残されたように、あなたが感じているならば、それは人生を変えるチャンスです。
あなたの心が、本当の自分でありたいと、訴えているわけですから。
人に注目されたいとか、収入を増やしたいとか、何かの賞を受賞したいとか、そんなことを考えてはだめです。
そういう事は、結果としてついて来るものであって、目的ではないはずです。
目的とは、自分が本当にやりたいことです。
それを夢中になってやるのです。
それをしている間は、他のことを全部忘れてしまうような、そんな何かを見つけるのです。
お金がないとか、場所がないとかは、理由になりません。
本当にやりたいものがあれば、絶対に工夫をしてやるはずです。
あるいは、必ず訪れるチャンスのための、準備をするでしょう。
できない理由を並べているうちは、全然パワーが足りません。
それでは、できるはずのことも、できなくなってしまいます。
自分の心を束縛している、様々な理由や価値観を、一つ一つ取り除きましょう。
そして好奇心を、自由に羽ばたかせるのです。
気がつけば、もう取り残されているなんていう、不安は消えているでしょう。
そして、あなたの周りには、同じ想いを持った人たちが、集まっていると思います。