> 悩まれている方へ > 行き詰まり > 存在する価値 その2

存在する価値 その2

この記事は4で読めます。
 ※StockSnapさんによるPixabayからの画像です。

自分はもう、世の中から必要とされては、いないんじゃないか。

そう考える時は、世の中の状況、あるいは自分の周辺の雰囲気が、自分の期待と大きく違っているのだと思います。

別の言い方をすれば、世の中の流れから、自分一人が取り残されているような、気がするという事でしょう。

でもそれは、こういう見方をする事ができます。

自分の波長と、世の中の波長に、ずれが生じて来たという事なのです。

その波長のずれを感じ取り、不安になってしまうのでしょう。

 ※pさんによる写真ACからの画像です。

しかし、それは自分が異常だと、いう意味ではありません。

自分だけが、取り残されたという事でもありません。

それまで周囲と同じ波長でいたのに、それがずれたのだとすれば、それは自分が、次のステージへ行く時期が来たという事なのです。

次のステージと言うと、ゲームのように聞こえますが、ゲームみたいなものだと、考えても構いません。

それぐらい軽く考えていて、いいものなのです。

それを深刻にとらえてしまうので、不安がどんどん膨らむのです。

そして自分でも、どうにもできなくなってしまうのです。

今まで続けていた仕事なのに、最近、何か違うと思うようになって来た。
何の気苦労もなしに来たけど、このままでいいのだろうかと、考えるようになった。

夫婦や友人、あるいは職場の人たちと、ずっと仲よくしていたつもりだった。
それなのに、この頃何か雰囲気が、おかしく感じるようになった。

自分の考え方や価値観に、修正すべき所があるのであれば、それを直すだけで、波長のずれはなくなるでしょう。

でも、そんな事をすれば、自分が自分でなくなってしまう、と思うならば、それは自分の波長に合う場所へ、移動しなさいというサインなのです。

ただ、それだけの事です。
それ以上、余計な事を考える必要はありません。

 ※Mabel AmberさんによるPixabayからの画像です。

そこを離れたくても、結婚しているから動けない。
親の介護があるから、どうにもならない。
他へ行っても、生活できない。

いろいろ動けない理由は、あるかも知れません。

でも、それは全部、自分の思い込みです。
こうでなければならないという、束縛的な価値観です。

無理をして、波長が合わない所に、とどまり続けても、何の解決にもなりません。
いずれ病気になったり、大きな問題が起こって来ます。

誰かに傷つくような事を、言われたとします。

それにしたって、自分と相手の波長が、合わないのです。

無理に一緒にいたら、喧嘩になってしまいます。

喧嘩は嫌だからと、ぐっと我慢していても、いつかは爆発するでしょう。

この場合も、この人とは波長が合わないから、離れているのがいいな、というだけの事です。

波長が合わない事で、悩んだり傷ついたりする、必要はありません。

そこから離れればいいのです。

そこが職場であるならば、別の部署へ移してもらう事を、相談するのです。

それがだめなら、職場自体を変えるのがいいでしょう。

そもそも、人を傷つけるような人物を、放置している職場にも、問題があるのです。

新たな職場を見つけるのには、苦労をするかも知れません。

それでも、自分の波長に従って動いたならば、必ず新天地が開けます。

移動する事には、合わない波長から逃れるという、意味があるだけではありません。

自分に合った、自分が活き活きできる場を、見つけるという意味もあるのです。

そんなの無理だと思うのであれば、それも構いません。

それも一つの価値観ですし、誰がどの価値観を選ぶのかは、その人の自由です。

ただ、自分が辛い時には、価値観を変えてみるのが、一番の方法なのです。

その事は、自分が辛くなる前から、理解しておいてもらえたらと思います。