パラレルワールド2
私たちがいるこの世界を、一つのパソコンの中にある、バーチャル世界だとしましょう。
私たち一人一人は、バーチャル世界の中の、キャラクターです。
周囲に存在しているものは、全てバーチャル世界で、構成されたものです。
私たちの世界は、一つのパソコンの中に、存在しています。
そのパソコンの周囲に、同じようなパソコンが、無数にあると考えて下さい。
その一つ一つには、それぞれのバーチャル世界があります。
パラレルワールドとは、このようなイメージなのです。
その中には、似たような世界もあるでしょうが、全然違う世界もあります。
恐竜の世界もあるでしょうし、微生物ぐらいしかいない世界もあるでしょう。
人類とは別の知性体になった、地球人もいるかも知れません。
あるいは地球では知性体は生まれず、別の星に知性体がいるという事も、あると思います。
人間とは全く違う姿の、生き物の世界や、妖精たちがいるような、ファンタジーの世界もあるに違いありません。
そんな世界をのぞく事ができたなら、どんなに面白いでしょう。
私たちが他の世界を知るには、どうすればいいでしょうか。
パソコンの中にある、バーチャル世界のキャラクターが、勝手に自分の世界を飛び出して、他のパソコンのバーチャル世界に、参入する事はできません。
そのキャラクターが知り得るのは、自分が属している世界の事だけです。
本来、他の世界の存在すら、気がつきません。
それに、気がついたとしても、どうしようもないでしょう。
でも、他のパソコンとケーブルで繋がっていて、互いの世界がリンクしているのであれば、互いに行き来する事は、可能かも知れません。
研究者たちは、そのようなリンクが、どこかにないかと、必死に探し続ける事でしょう。
それでも、それは簡単な事ではありません。
そもそも、バーチャル世界のキャラクターが、自分たちを動かし、世界を創り出している、プログラムを解明する事自体、不可能なのです。
もし、解明できるとすれば、世界の創造者、すなわち、バーチャル世界のプログラマーの意識と、キャラクターの意識が一つになる必要があります。
そんな事はできるのでしょうか。
それが実は、できるのです。
バーチャル世界のキャラクターが、その世界を創った、プログラマーであればいいのです。
それと同じように、実は私たちも、世界がどのようになっているのかを、知っているのかもしれません。
ただ、この世界のキャラクターとして、世界を楽しんでいる間は、自分が誰であったのかを、忘れています。
それを思い出せるのは、この世界を離れた時だけなのです。
つまり、眠っている間か、死という形で、この世界を去った時です。
バーチャル世界のプログラマーは、一つの世界だけでなく、多くの世界を楽しむ事ができます。
キャラクターの一つになっている間は、自分がプログラマーである事を忘れています。
でも、バーチャル世界を離れて、プログラマーに戻れば、パラレルワールドの体験を、全部思い出せるのです。
私たちが見る夢で、全然知らない世界の自分を、体験する事があります。
それは、このプログラマーとしての自分の、記憶の一つを持ち帰ったものと、考えられます。
また、自分が実はプログラマーなのだと悟ったまま、目を覚ました者は、世界の秘密を知る事になるでしょう。
そうなれば、今の世界から他の世界へと、移動する事も可能となるかもしれません。
私たちはパラレルワールドが、存在する可能性を、知ったばかりです。
まだ、それらの世界を行き来する、技術はありません。
ところが、パラレルワールドの住人の中には、物質世界を離れた時の記憶を、保持している者もいるに違いありません。
何故なら、パラレルワールドの数は、無限と思われるほど、たくさんあるからです。
世界の秘密を知り得た者は、きっとパラレルワールドを、行き来する能力を、手に入れていると思います。
そして、様々なパラレルワールドを探索し、別の世界の自分や、他の知性体との接触を、試みることでしょう。
全くの妄想のように、聞こえるとは思います。
しかし、実際に地球には、多数の UFO が訪れているのです。
その中のいずれかは、遠い星からではなく、パラレルワールドから、訪れている可能性があります。
パラレルワールドを、移行できる技術を持つ者は、時空間を自在に操れるでしょう。
だからこそ、UFO は変幻自在の動きを見せて、私たちを驚かす事が、できるのだと思います。
しかし、彼らにできて、私たち人類にできないわけがありません。
いつの日か人類も、時空間を自由に行き来できるように、なるでしょう。