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幸せはどこに

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幸せになりたいと、思わない人はいないでしょう。
だけど、幸せとは何かと問われると、答えられる人は、どれぐらいいるでしょうか。

それは、お金がある贅沢な暮らしでしょうか。
あるいは、スポーツや山登りなどの挑戦に、成功することでしょうか。
家族や仲間がいることでしょうか。

お金がたくさんないと不幸せ?
貧乏でも幸せな人はいます。
お金持ちなのに、不幸な人もいます。

何度挑戦しても、上手く行かないと不幸せ?
挑戦を楽しめる人は幸せでしょう。
成功したとしても、その満足度は一時的なものです。

家族や仲間を失うと、確かに不幸な気分になります。
だけど一人だけでも、幸せを感じる人はいます。

幸せとは、胸の奥から湧き出る、喜びのことです。
幸せは、どこかにあるのではありません。
幸せは、あなたの心の中にあるのです。

 ※DWilliamsさんによるPixabayからの画像です。

何か具体的な状況や、形ある物を幸せだと考えると、それが手に入らなければ、不幸だということになります。

でも幸せは、自分の中にあります。
それを引き出せた時、人は幸せだと思うのです。

では、どんな時に幸せを、引き出せるのでしょうか。

それは、誰かとのつながりを感じている時です。
それと、好奇心を満たそうとしている時です。

幼い子供が親の手を払って、好きな所へ行こうとする様子を、思い浮かべて下さい。
行きたい所へ行こうとするのは、好奇心からです。
それを邪魔されると、子供は泣きわめいて抗議します。

だけど、好きにさせてやっても、子供はそのまま、どんどん行ったりはしません。

時々立ち止まって振り返り、親が見守ってくれていることを確かめます。

もし親が見つからなければ、大声で泣き出すでしょう。

 ※Sharon AngさんによるPixabayからの画像です。

大人もこれと同じです。

自分が興味を持つ事を、好きなようにできれば、幸せを感じるでしょう。

でも、誰かとのつながりが、感じられなければ、不幸な気持ちになります。
周囲に人がいるかどうかは、関係ありません。

一人でいても、誰かと心がつながっていれば、安心していられます。
そのことを改めて認識した時、その人は幸せを感じるでしょう。

事故や病気などで、大切な家族や仲間を失うと、悲しくなるのは当然です。
でも、新たなつながりを見つければ、その人は再び立ち上がることができます。

亡くなった方が、今でも見守ってくれていると感じれば、やはり幸せに思うことでしょう。

ペットの動物や、大切に育てた木々や草花、あるいは山や海などの自然、大空や宇宙。
こういうものと心のつながりを感じても、人は幸せを覚えます。

道端に咲く、小さな花を見るだけで、とても嬉しい気持ちになるでしょう。

 ※Holger SchuéさんによるPixabayからの画像です。

一方、自分がやりたい事を制限されると、幸せを感じられなくなります。
好奇心を満たすことで、得られる幸せです。

仕事を思うようにさせてもらえない。
趣味を見つけることができず、暇を持て余してしまう。

そんな時、人は人生をつまらないと思うものです。
このままずっと、つまらない人生が続くのかと思うと、自分は不幸せだと思うでしょう。

好きな事ができたとしても、本当に独りぼっちだったら、どうでしょうか。
好きな事から離れた時、切なさを感じるかも知れません。

好きな事をして来たけれど、本当にこれでよかったのだろうかと、不安になったりもするでしょう。

幸せにとって大切なのは、心のつながりと好奇心です。
どちらか一方だけ選ぶのは、本当の幸せとは言えません。

誰かとのつながりを感じながら、自分の思ったとおりに生きて行く。
これこそが幸せなのです。

幸せとは、生きている事の喜びを言うのです。

 ※Selling of my photos with StockAgencies is not permittedさんによるPixabayからの画像です。