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人生の壁

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 ※Rudy and Peter SkitteriansさんによるPixabayからの画像 です。

人はいろんなことで壁にぶち当たり、先が見えなくなることがあります。
それは物理的な壁と同じことです。

壁に突き立ったら、上を乗り越えるか、脇に回って、向こう側へ通じる道を、探るしかありません。
実際、道の先に壁が現れたら、誰もがそうするでしょう。

ところが面白いことに、人生の壁に突き当たると、大抵の人はそうしません。

何度もその壁に、体当たりをして壊そうとしたり、壁の前に立ちすくんで、泣いたり怒鳴ったりします。
あるいは、しゃがみ込んで頭を抱え、もうだめだと絶望したりするのです。

本物の壁の前で、こんな風にしている人を見つけたら、きっとあなたは噴き出すでしょうね。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

人生の壁に突き当たった時は、本物の壁と同じように迂回すればいいのです。
それは、これまでの考え方、物事の受け止め方を、変えるということです。

仕事であれば、固定観念を変えて、これまでとは全く違うやり方を探してみるのです。

実際、今回のコロナ騒ぎの中で、いろんな店が様々な工夫を凝らしたり、違う業種同士で助け合ったりしてますよね。
新しい仕事の方法が、こういう所から生まれて来るのです。

いろいろ頑張ってみたけど、やっぱり上手く行かなかった。
それは、あなたが別の仕事に、呼ばれているということでしょう。

次のステージの始まりということです。
そこでも、これまでの経験が活かされるでしょう。

家族や友人との関係が、上手く行かない場合は、どうすればいいでしょうか。
まずは、互いに感謝や思いやりの気持ちを、持っているかを確かめましょう。

思いやりとは、何かをしてやっている、というのとは違います。
してやっているというのは、一方的な自分の言い分に過ぎません。
思いやりというのは、相手の気持ちを考える、ということなのです。

感謝もきちんと、態度や言葉で示すようにしましょう。
自分の想いを、相手に伝えることが大事なのです。

自分は相手を、粗末に扱って来なかっただろうか。
親切のつもりが、親切の押し売りに、なっていなかっただろうか。
日々の挨拶や、ちょっとしたことへの感謝の想いを、省略して来なかっただろうか。

一緒にいても、自分が楽しむことばかり、考えていなかっただろうか。
会話がどちらかの一方的なものに、なっていなかっただろうか。
相手の前で、ネガティブな話ばかり、していなかっただろうか。

こういうことを、振り返ってみて下さい。

 ※Виктория БородиноваさんによるPixabayからの画像 です。

自分はいずれも問題ないけど、相手の方が少しもこちらのことを、考えてくれない。
そんなことも、あると思います。

自分たちの関係について、話し合ってみても、相手が変わらない。
そして、それがあなたには苦痛である。

そういう時は、相手と距離を取ることを、お勧めします。

人生は学びです。
それはあなただけでなく、相手の方にも言えることです。

喧嘩別れをするのではありません。
ネガティブな気持ちで離れるのではなく、ポジティブに考えて距離を置くのです。

あなたが距離を置くことで、相手の方に学びのきっかけを、与えることになるのです。

学べるかどうかはわかりませんが、それはその方の責任です。
あなたが心配することでは、ありません。

そのまま、ずっと離れていた方がいいと感じたなら、そうするのがいいと思います。
それは両者が一緒にいることが、必要だったステージが、終了したということです。

あなたにも相手の人にも、どちらにも新たなステージが、始まったわけです。

その新たなステージを経験することで、離れた者同士が、前とは違った関係で、再び近づくかも知れません。

あるは、そのまま二度と会わないことも、あるでしょう。

どちらの結果になったとしても、それが自然な流れであるのなら、個人的な価値観で悩んだり悔やんだりしないことです。

人生は個人的な計画や、理解を超えたところで、動いているのです。
あなたは、その中で学べることを、学ぶだけです。

楽しいことも悲しいことも、どちらも一つの体験であり、同等の学びです。

つらいことや、悲しいことを避けようとせず、受け入れると決めてみれば、目の前にあった壁は、跡形もなく消え去るでしょう。

 ※Klaus HausmannさんによるPixabayからの画像です。