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ワルイコあつまれ

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NHKで「ワルイコあつまれ」というタイトルの番組が、放送されています。

香取慎吾さん、草薙剛さん、稲垣吾郎さんの三人が中心となった番組ですが、いろんなコーナーがあって、とてもためになる話を、面白おかしく聞かせてくれます。

番組自体がとても奇抜な感じで、これまでになかったようなスタイルの番組です。

この番組のコーナーに、子ども記者会見というのがあります。

子どもたちが記者に扮して、その日のゲストに、子供の視点に立った疑問をぶつけるというものです。

子供ですから、大人のように相手に遠慮することはありません。

知りたいから聞くという感じで、率直な質問をするので、観ていて面白いです。

また、ゲストの人たちも、子供に本当に伝えたいことを喋っていらっしゃるようなので、子供たちの質問に尻込みもせず、笑顔で楽しみながら答えています。

ゲストになるのは、もちろん誰もが知っているような、有名な人たちですが、単に有名というだけの人はいません。

何かが他の人たちとは、ずば抜けて違っている、ある意味、時代の先端を行くような人たちなのです。

それぞれ異なる世界で活躍している人たちですが、誰もが共通して子供たちに、伝えていることがあります。

それは、やりたいという気持ち、こうなりたいという気持ちを、抑えるなということです。

自分が楽しいと思うことを、とことんやるということですね。

こんなことをしたら何て言われるのか、こんなことできるわけないよな、こんなことに何の意味があるのだろうか、こんなことでお金が稼げるとは思えない。

こんな余計なことは一切考えず、とにかく自分が夢中になってやる。
そうすれば、その先にいろんなことが、後からついて来る。

これが全てのゲストに共通した、子供たちへのメッセージです。

さすが時代の先端を行く人たちだと思いましたし、本当に子供たちのいいお手本となる人たちだと思いました。

多くの人が世の中の常識に縛られ、お金を稼ぐことを第一に考え、他人と自分を比較して、周囲の目を気にしています。

そんな生き方をして、どれほど成功しているのかと言うと、ほとんど成功はしていません。

そこそこの暮らしに満足するしかできないのです。

このコーナーのゲストになる人たちは、そんな人たちとは、全く違っています。

根本的な発想が違うのです。

そして、それこそが本来の人間としての、生き方を示しているものなのです。

この番組、特にこのコーナーは素晴らしいと思います。

まだ観たことがない方は、一度観てみることをお勧めします。