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類は友を呼ぶ その1

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類は友を呼ぶとは、似たような者たちが、お互いに引き寄せ合うようにして、集まるということです。

周囲の人々を眺めると、確かにそんな傾向があるように思えます。

子供のうちは、みんなと仲よくとか、みんな友だちなんて、親や先生に言われるでしょう。

でも、実際はそうはなりません。

どうしても、気が合う者同士が集まってしまいますし、気が合わない者に対して、攻撃的になったり、無視したりすることもあるでしょう。

特に、不満をたくさん抱えている人たちは、他の者たちに対して、腹を立てることが多いでしょうし、そういう人たちを、鬱憤を晴らすのに利用するかもしれません。

楽しくしている人たちは、その楽しさを邪魔されない限り、他の人を攻撃することはないと思います。

いらいらしている人たちは、お互いに対してもいらいらし合って、いさかいを起こすこともあります。

こういう場合の、類は友を呼ぶというのは、あんまり好ましいとは言えませんね。

いずれにしても、類は友を呼ぶというのは、似たような波長の人たちが、集まるということです。

自分がどういう人たちと付き合っているのかを見れば、自分がどんな波長を持っているのかが、よくわかります。

あるいは、どんな人たちに憧れるのか、ということでも、自分の波長がわかります。

しかし、自分が求めるものが変わって来ると、当然波長も変わります。

その結果、それまで馴染んでいたはずの人たちに、違和感を覚えるようになります。

そこに、いいも悪いもありません。

波長が変われば、新たな波長で気が合う人を探すだけです。

それは自分にとって、居心地のいいことですから、自然な行動です。

そんな感じで、新たな仲間の下へ集まるわけですが、これも類は友を呼ぶですね。

でも、気が合う人が近くにいなければ、そこへ行くことができません。

本当はそんな人が近くにいても、気がつかなければ、やはり顔を合わせることができません。

それは相手の人にとっても、残念なことでしょう。

という事は、自分はこんな人間なんだと、誰からもわかるようにすることが、大切だということなのです。