衣装と自分 その4
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何の価値観も持たない、無垢な自分とは、どのようなものでしょうか。
それは、好奇心と喜びに満ちた子供の心と、同じだと考えて下さい。
正確には、子供には子供なりの価値観がありますが、大人ほど複雑でゆがんだ価値観はありません。
ですから、無垢な心がわかりやすいのです。
大人の場合、あまりにもいろんな価値観が、鎧のように重なり合って、無垢な心が表に顔を出しにくくなっています。
自分が持つべき価値観を選別する場合、自分の無垢な心が顔を出すことに、邪魔にならないようなものを選ぶのがいいのです。
あるいは、無垢な心が自由に自分を表現するのを助けるような、そんな価値観を選ぶといいでしょう。
他人の自由を羨んだり、批判したくなったなら、自分は自由が制限されているのだと知りましょう。
そして、どうすれば自由になれるのかを考え、そちらへ動くようにするのです。
自分が自由にできたなら、他の人が自由にしていることを、素直に喜べるでしょう。
また、自分とは違う個性を表現する人たちを、楽しく見ることができると思います。
自分が他の人を受け入れる時、自分もまた他の人たちに、受け入れられるのです。
それは、とても心地のいいものであり、無垢な心が大喜びするものです。
でも、まずは無垢な自分というものを思い出し、表に引き出すようにしなければいけません。
それができなければ、初めの一歩を踏み出すこともできません。