みんな神さま
私は宇宙にも、心があると考えています。
宇宙の絶対的な真理とは、宇宙の心のことだと思うのです。
何故そう考えるのか。
それは宇宙の一部である、私たちに心があるからです。
人は自分と宇宙を、別のものだと考えがちです。
人間は観察する側、宇宙は観察される側、というような見方です。
しかし、よく考えてみて下さい。
私たちは一人残らず、時空間の一部であり、宇宙の一部なのです。
その私たちに、心があるのです。
宇宙に心があると考える方が、自然ではないでしょうか。
その心は、物質エネルギーには属していません。
ということは、物質エネルギーとは別のエネルギー場が、存在するということです。
私はそれを精神場と呼ぼうと思います。
物質世界というものは、電磁場で構成されています。
電磁場とは、電気のプラスとマイナス、磁気のNとSによって作られる、空間の歪みです。
この歪みによって、引き合ったり反発したりする力が生まれます。
体や物体が、しっかりした形を、維持できている理由を、ご存知でしょうか。
体や物体は、ちょっとやそっとでは、壊れない構造の原子で、構成されているからです。
原子は、プラスに帯電した原子核と、マイナスに帯電している電子が、引き合うことでできています。
電子は原子核の周囲に存在していますので、原子はその表面が、マイナスに帯電しているわけです。
ですから、他の原子が近づくと、互いにマイナスの力で反発し合います。
その結果、私たちは何かに触れる事ができるのです。
スマホに触れられるのは、私たちの手の表面に並ぶ原子と、スマホの表面に並ぶ原子の、マイナスの電荷が、反発しているからです。
つまり、それ以上はお互いに、近づけなくなる所で、手がスマホに触れた、となるわけです。
もし、この原子同士の反発力がなければ、何かに触ろうとしても、手はスカッとその物体を、通り抜けてしまうでしょう。
まるで幽霊になったような感じですね。
このように物質世界は、電磁場の力によって、成立しているのです。
しかし心は、電磁場とは別のエネルギーです。
それが何であるのかを、説明できる科学者はいません。
ですから私は、心が属するエネルギー場を、精神場と呼ぶのです。
精神場は電磁場に働きかけて、物質を形作ったり、何らかの活動を行わせると、私は考えています。
それは私たちの心が、私たちの肉体を、動かすのと同じです。
私たちの肉体を構成している細胞にも、細胞レベルの精神エネルギー、すなわち細胞レベルの心があると思います。
また、その細胞を構成している様々な物質にも、物質レベルの心があるのです。
宇宙全体に満ちた精神場とは、あらゆる存在の心が、混ざったものだと考えられます。
逆に言えば、宇宙の心に存在する、様々な要素が組み合わさることで、いろんなレベルの心が、生まれるのでしょう。
人間に知性があるのは、宇宙の知性が人間という形に、具現化したのだと私は思います。
そして全ての物質は、それぞれのレベルの精神エネルギーが、電磁場を利用して具現化したものと言えるでしょう。
宇宙の心を、神ととらえるならば、私たちは神の知性が、具現化されたものなのです。
しかし、知性があるのは、人間だけではありません。
動物にだって、動物なりの知性があります。
ペットを飼っていたり、動物の飼育をしている人であれば、わかるでしょう。
では、動物以外の生き物には、知性はないのでしょうか。
花は蜜の香りで、虫を引き寄せて、受粉させてもらいます。
研究者はこれを、植物の戦略と表現することがあります。
でも、戦略を立てられるのは、知性です。
植物にも知性があると、言えそうですね。
細菌に抗生物質を与えると、死んでしまいます。
しかし耐性菌と言って、抗生物質を分解する酵素を作るための、遺伝子を持つ細菌がいます。
この細菌はその遺伝子を、抗生物質で死んでしまう細菌たちに、配って広げます。
そうすると、細菌たちはみんな、耐性菌になるのです。
面白いでしょう?
まるで細菌同士で声をかけ合い、助け合っているようです。
細菌にも、知性があるように見えますね。
人は知性を持つための、最低条件として、脳の存在を挙げるでしょう。
しかし、脳は複雑な知性を、表現するのに必要なだけです。
単純な知性の具現化には、恐らく脳は、必要ないのだと思います。
脳のあるないに関わらず、生き物はそれぞれのレベルの、知性を持っているのです。
つまり、全ての存在は神の知性が、具現化したものだと言えるのです。