人生のコツは先取り その5

ドラえもんの道具の中に、先取り約束機というものがあります。

今、空腹で死にそうだけど、何も食べる物がない。

そんな時には、この先取り約束機を使って、明日必ず今日の分も食べるから、今のお腹を満腹にして欲しいと願うと、死ぬほどの空腹感を満腹感に変えることができるのです。

つまり、本来は将来にあるはずの状態を、今に持って来る代わりに、必ずその状態を創るための行動を約束するということですね。

これと同じように、人生の自動販売機のボタンを押すということは、自分が選んだ未来の自分を、先取りするということでもあるのです。

先取りしたからには、未来の自分が成立するための道を、これから歩んで行かなければなりません。

でも、それは嫌々進む道ではありませんし、誰かに強要された道でもありません。

自分が望んだ道ですし、自分が望んだ将来が、約束されている道なのです。

見た目が困難であったり、大変であったとしても、それは約束された道なので、途中で投げ出すということはありません。

未来の自分のボタンを押したふりをして、本当は押していないのであれば、途中で嫌になるでしょう。

でも、本当にボタンを押した人であれば、その先へ進むことしか考えませんから、途中であきらめるということは有り得ません。

具体的な状況は未来であっても、気分はもう未来の自分です。

先取りした未来の自分は、必ず困難の壁を乗り越えるポイントを、今の自分に教えてくれます。

そうやって困難を乗り越えるたびに、今の自分は先取りした未来の自分に近づいて行き、最終的には両者はピタリと一つになるのです。

そして、その時に過去の自分を振り返り、ここまで頑張って来るようにと、励ましのエールを送るのです。