苦境はチャンス その3
ヨーロッパではロシアがウクライナに侵攻し、先進諸国であっても、直接戦争に巻き込まれるという現実に、多くの人々が震え上がったでしょう。
ロシアは禁断の核兵器の使用までちらつかせ、アメリカもEUも対処の仕方に苦しんでいます。
また、この争いは世界中を巻き込んで、日本の周辺でもキナ臭い感じが漂い始めています。
不安になりやすい人は、このまま日本にもロシアが攻めて来るとか、この機に乗じて中国が台湾に侵攻して、日本も巻き込まれるなどと考えるみたいですね。
でも、どんなに不安な状況を考えても、それは数ある可能性の一つに過ぎず、他の可能性と比べて、特別起こる確率が高いわけではありません。
ただ、その確率が高いと思わせるような記事を書くと、それにみんなが注目するので、無責任なことを書き並べる人が目に付きます。
どの可能性を引き寄せるかは、私たちが決めることです。
誰かが引っ張って来るのではありません。
それなのに、悪い可能性を引っ張る人に任せて、自分は何もしなければ、その可能性は現実のものとなるでしょう。
大切なことは、今の状況の表面的なことではなく、世の中の本当に病んだ部分に、光を当てることです。
その部分こそが戦争を含めた、世界中の争いの源です。
それを明らかにして、そこを改善していけば、自ずと争いは収まりますし、それも平和的に終わります。
争いが終わったあとに憎しみが残るのではなく、新しい真の平和を築こうと、敵味方の隔てなく、全ての人が手を取り合うことになるでしょう。
もう、その時点で新しい世界の到来です。
戦争なんて、頭に思い浮かぶことなどありません。
みんなの頭に浮かぶのは、人々の喜ぶ笑顔と、充実した楽しい暮らしです。
それがどこの誰であれ、困っている人を放ってはおきません。
いい物があれば、それを誰とでも分かち合います。
何かで自分だけが儲けてやろうだなんて、誰一人考えません。
戦争の理由を、目先の人物や目先の国に探したのでは、本当の解決にはなりません。
核兵器が厄介であるのなら、核兵器をやめればいいのです。
どうせ使えない武器です。
万が一、使ってしまうと大変です。
だったら、全部捨ててしまえばいいのです。
そもそも、相手を殺してまで、何を手に入れようとしているのかを、よく考えてみたらいいのです。
どんなに正当化しようとしたところで、人の命を奪う正義など存在しません。
それが正義に見えるのは、自分の知性のレベルが、その程度だということです。
もっと高い知性を目指すことで、新たな世界観が見えて来るでしょう。
食料やエネルギーも、この戦争の影響で、各国ともに苦しい状況になっています。
その影響は、まだまだ続くことでしょう。
でも、それは人々に食事やエネルギーについて、真剣に考える機会を与えてくれています。
ちょうど気候変動の問題も重なっていますから、それと合わせて、素晴らしい方法が見いだされることと思います。
今はクリーンなエネルギーというと、太陽光発電や風力発電などの自然再生エネルギーが、頭に浮かびますが、恐らくフリーエネルギーというものが、現実化して来ることでしょう。
放射能汚染の恐れがある原子量発電は、やはり敬遠されるべきものですが、化石燃料を使わず、自然再生エネルギーだけでは、まだ今の電力維持には足りません。
世の中の状況は、フリーエネルギーを開発せざるを得ない状態になっています。
これが開発されれば、世界の産業は一変するでしょう。
貧困だった国も豊かになります。
一部の国が富を集めるのではなく、全ての国が平等にエネルギーの恩恵を、享受できるようになるでしょう。
今は世界中がとても苦しい状況です。
でも、それは産みの苦しみです。
新たな世界が生まれるのは、もうすぐです。