本当の故郷 その3
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心の一体感を感じられる時、私たちは大きな安堵と喜びを得ます。
故郷を求めるというのは、そんな安堵と喜びを求めるということなのです。
では、何故心の一体感を感じられた時に、そのような安堵と喜びが得られるのでしょうか。
それは、元々私たちがみんな、一つの存在だったからです。
今はそれぞれが個別の存在のように受け止めていますが、本当はみんなが一つだったのです。
人間で言えば、人類意識というものが、本来の自分であり、今いる一人一人は、人類意識の中にいる、無数のキャラクターの一つに過ぎません。
別々の存在だと信じていると、相手との関係がどうなるかわかりませんから、不安になります。
ところが、相手と自分が一つだったと、感覚的に理解できれば、大きな安心となるのです。
この感覚的理解がどんどん広がり、地球上がこの理解で包まれた時、本当の世界平和が生まれます。
相手が攻めて来ると、心配したり恐れたりする必要がありません。
そんなことは、これっぽっちも頭に上がって来ないのです。
相手が困っていると、放っておけなくなります。
自分が困った時は、誰もが手を差し伸べてくれます。
喜びも悲しみもみんなで分かち合い、強制されたわけでないのに、みんなが自然に心を一つにします。
かと言って、個性がなくなるわけではありません。
互いの個性を尊重し、認め合い、違いをハーモニーとして楽しみます。
そんな世界にするためには、心と心を繋がなければなりません。
でも、どうすればそうなるのでしょう。
簡単です。
誰に対しても、感謝と思いやりの心で接するのです。
あとは好きなようにしていて構いません。
そうすれば、世の中から争いはなくなり、喜びに満ちた平和が訪れるでしょう。