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世界で唯一の存在 その4

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 ※こぬぬこさんによる写真ACからの画像です。

宇宙はビッグバンで生まれたと考えられていますが、そうであるならば、この宇宙の全ての存在は、同じ所から生まれて来たと言えます。

また、世界にはこの宇宙だけでなく、限りない数の宇宙が、パラレルワールドとして存在しており、その全てが、やはり一つの存在から生まれたのだと、考えることができるでしょう。

いずれにしても、全ての存在は兄弟姉妹であり、家族なのです。

そこには、人間が考えるような価値観はありません。

存在する必要がないのであれば、初めから存在していないでしょうし、どんな存在であれ、世界の一部であり、時空間の一部を成しています。

その存在をなくしてしまうと、世界そのものが成り立たなくなってしまうでしょう。

つまり、誰から何を言われようが、誰からどう見られようが、価値のない人は存在しないということです。

同じように、価値のない生き物は存在しませんし、価値のない場所もありません。

価値がないように思えるのは、そう思う人が無知なだけです。

 ※acworksさんによるイラストACからの画像です。

今は生命の神秘が、遺伝子の中にあると考えられていますが、かつては遺伝子の集まりである細胞核が、その存在意義が理解できず、細胞の中のジャンクなものと見られていたそうです。

これは明らかに、当時の学者たちの無知を、意味しています。

自分には理解ができなくても、そこに存在している以上、必ず意味があると考えることが大切だという、いい事例でしょう。

自分にどんな価値があるのか。

そんなことを考える人の立ち位置は、人間が勝手に作った価値観の上にあります。

人間に、それも一部の人間に、都合がいい価値観の上に立ち、自分にどんな価値があるのかと、考えているわけです。

自分ではない人に、都合よく作られた価値観を元にして、自分を判断したならば、ほとんどの人が、自分には価値がないという結論に、導かれるでしょう。

そして、それこそがその価値観を作った者たちの、思惑なのです。

 ※Simona RobováさんによるPixabayからの画像です。

自分に自信がない者は、何かにすがる必要があります。

そのすがる相手は、宗教であったり、お金であったりするわけです。

人種差別などの歪んだ考え方も、自分に自信がないものが、すがってしまうものです。

差別をなくすには、差別がいけないことであるのを、教えるだけでなく、本人に自信を持たせるようにする必要があるでしょう。

見た目は違っても、自分がここにいるということが、自分には価値があるという証です。

それは人間が考える価値ではありません。

世界を創造した、大元の存在の価値であり、それは同時に、自分がその大元の分身であるという意味でもあります。

この大元の存在を、神という言葉に置き換えてみて下さい。

そうすると、全ての存在は神の分身ということになります。

あなたも私も、動物も植物も、空も水も大地も風も、全てが神の分身なのです。

そう、あなたは神の分身であり、何も恥じる必要はありません。

どんな状況にあっても、あなたの価値が失われるということはないのです。

そのことを忘れず、今ここにいるということを、思う存分に味わって欲しいと思います。