世界で唯一の存在 その1
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道ばたに咲く花だって、足下に落ちている石ころだって、同じ物はありません。
似ているように見えても、どれも違うものです。
同じ品種、同じ性質だと、人間が位置づけても、それぞれに存在するものは別物です。
また、そこにどんな価値があるのかを、人間が決めつけることはできません。
何故なら、その存在を人間が創ったわけではないからです。
人間は自分が利用できないものに対しては、価値を認めようとしません。
また、自分が理解できないものに対しても、価値を認めません。
そもそも価値という概念自体が、人間が損得勘定の下で作ったものです。
生物が生きて行くために、自分に必要なものに惹かれるのは当然です。
人間が生きて行くために、必要なものに興味が引かれるのも、当たり前のことです。
必要でないものには目を向けません。
これも当たり前です。
ただ、ここで必要なものに価値あり、必要でないものに価値なしという、概念を引っ付けてしまうのが、人間の悪いところです。
結局、価値があるのかないのかという考え方は、個人を基準とした概念であり、絶対的なものではありません。
つまり、その人の勝手な言い分、自己中心的な考えに過ぎないのです。