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世界で唯一の存在 その1

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 ※Michael KnollさんによるPixabayからの画像です。

道ばたに咲く花だって、足下に落ちている石ころだって、同じ物はありません。

似ているように見えても、どれも違うものです。

同じ品種、同じ性質だと、人間が位置づけても、それぞれに存在するものは別物です。

また、そこにどんな価値があるのかを、人間が決めつけることはできません。

何故なら、その存在を人間が創ったわけではないからです。

人間は自分が利用できないものに対しては、価値を認めようとしません。

また、自分が理解できないものに対しても、価値を認めません。

そもそも価値という概念自体が、人間が損得勘定の下で作ったものです。

生物が生きて行くために、自分に必要なものに惹かれるのは当然です。

人間が生きて行くために、必要なものに興味が引かれるのも、当たり前のことです。

必要でないものには目を向けません。

これも当たり前です。

ただ、ここで必要なものに価値あり、必要でないものに価値なしという、概念を引っ付けてしまうのが、人間の悪いところです。

結局、価値があるのかないのかという考え方は、個人を基準とした概念であり、絶対的なものではありません。

つまり、その人の勝手な言い分、自己中心的な考えに過ぎないのです。