何もできないのか
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またもや新型コロナ感染が広がり、世の中には自粛モードが漂っています。
これまで何度も外へ出るな、家にいろと言われて、遊びに出ることも、食事に行くことも、旅行も制限されて来ました。
その制限がようやく解除された、と思っていた矢先に、またもやコロナの拡大です。
今までと違うのは、オミクロン株は感染力は強いものの、毒性はそれほどでもなく、感染者の大半が、無症状か軽症であるということです。
言ってみれば、ただの風邪のようなものですが、新型コロナという名前がついているために、警戒を解くことができません。
理不尽に自由を奪われたように見える中、ちょっとした楽しみを見つける人も、出て来ています。
ずっと外食やコンビニ弁当などで、食事を済ませていた人が、自分で作る料理に挑戦して、結構ハマってしまう、ということがあります。
仕事ばかりしていた人が、子供の相手をするようになり、それが楽しくなったという人もいます。
芸術に目覚める人もいますし、読書や勉強を始める人もいます。
勉強と言っても、義務的なものではなく、自分が興味を持ったものを、好奇心を持って調べるというものです。
こんな感じで、自分の中に潜んでいた、それまで知らなかった楽しみや、生き方を見つけてしまうと、自粛が解かれたあとも、それが消えることはありません。
自由に動けるようになれば、自分の中に芽生えた新たな喜びが、爆発的に成長しようとするでしょう。
もう、以前のような暮らしには戻れません。
新しい喜び、新しい生き方を見つけた人は、自粛を求められる前の自分こそが、実は何もできていなかったと、気がつくのです。