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神頼み その1

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 ※spacemanさんによる写真ACからの画像です。

お正月になると、初詣に行きますよね。

そこで神さまに手を合わせ、健康や安産、商売繁盛や試験合格、恋愛や結婚など、様々なことをお願いします。

本気で願っている人が、どれほどいるのかはわかりませんが、軽い気持ちであるにしても、みなさん、神頼みをしているわけです。

でも、本気で願ったところで、どれほどの人の願いが、叶えられるのでしょうか。

自分が何かを望むのであれば、それに本気で取り組まないといけません。

行動は心の表れであり、本気で思っていることがあれば、それは行動として表れます。

本当はこうしたいんだけどねぇ、と言いながら、いろいろ理由をつけて、動こうとしないのは、本気で思っているとは言いません。

本気で思っていたならば、周囲の人が無理だと言っても、自分の望みに向かって、まっしぐらになるはずです。

神頼みをするというのは、望みに対しての自分の責任を、神さまに委託するものです。

それで、神さまが動いてくれればいいのですが、実際にはそうはなりません。

自分の望みは、自分で叶えるしかないのです。

また、他人のことを願う場合がありますよね。

お嫁さんの安産祈願とか、子供の受験合格とか、おばあちゃんの病気が治りますようにとか。

でも、その人の人生を決めるのは、やはりその人自身です。

その人に対して、手助けはできますが、最終的にその人のことを決めるのは、その人自身です。

ただ、その人のために祈る気持ちが、その人に通じたら、その人自身が自分の願いを叶える力を、後押しできると思います。

また、一人一人が人生から学ぶべきことは、それぞれ異なりますから、見た目に上手く行くことが、必ずしもその人にとって、必要とは限りません。

失敗や挫折から学ぶ必要があるならば、いくら願ったところで、その人が成功することはないでしょう。

いずれにしても、願いを叶えるのは自分自身であり、神さまではないのです。

それも、自分の人生に関わることだけです。

また、上手く行かない場合にも、そこから何かを学ぶようにしましょう。

学んでしまえば、同じ経験をする必要はありません。

失敗を繰り返すのであれば、学び取れていないことが、まだあるのかもしれませんが、そもそもその願いが、自分が心から求めているものでは、ないのかもしれません。