自分が自分でいられる所 その4
自分が自分でいられる所と言っても、本当の自分が何を求めているのかが、わかっていないと見つけにくいでしょう。
でも、見つけるためのヒントはあります。
まず、自分にとって居心地が悪い場所があれば、それは、ここはあなたの居場所ではありませんよ、と教えてくれているのです。
ですから、そこではない所へ、移動する必要があります。
居心地が悪いことに対して、怒りや悲しみ、憎しみなどのネガティブ感情を、持つ必要はありません。
と言うか、そんな感情を引きずると、居心地のいい場所が見つけにくくなってしまいます。
居心地が悪い=ここは自分の居場所ではない
これだけのことです。
いいとか悪いなどの、価値判断をしてはいけません。
そんな価値判断が、ネガティブ感情に結びつくのです。
とにかく居心地が悪ければ、他へ移るのです。
それと、その場所の何が自分にとって、居心地の悪さになっていたのかを、細かく分析するのです。
これが悪かったのかとわかれば、次に移動する場所を考えるのに、こういう所だけは、やめておこうと参考にできます。
でも、それだけでは、どこへ行けばいいのか、的を絞りにくいですよね。
そこで今度は、少しでも自分が興味を持てることや、ほっこりした気分になれるようなもの、に注目するのです。
それは、あなたが進むべき方向は、こちらですよと示してくれているのです。
とは言っても、まだまだ、これだとわかるわけではないと思います。
それでも、何も感じない方へ進むより、遥かに自分の進むべき道に、近づいているのは間違いありません。
もっと正確な進むべき道を知るためには、とりあえず心が惹かれる方向へ、進んで見ることです。
実際に進みながら、その道の中で、さらに深く興味や関心を持つ方向が、見えてくれば、そちらへ進む道を絞ります。
こうして行くべき道や、避けるべき道が、具体的にわかって来ると、これだと思えるものは、目の前に近づいていると言えます。
あとは、自分の喜びや幸せな気分が、より正確な方向を示してくれます。
その先には必ず、自分が自分でいられる場所が、あなたを待っていることでしょう。