自分が自分でいられる所 その1
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人は自分の居場所を求めるものです。
大人でも子供でも同じです。
しかし、居場所を確保するために、無理や我慢を強いられることも、少なくないと思います。
大人の保護下にある子供は、大人に逆らうことができません。
一人きりにされてしまっては、生きて行くことができないからです。
大人が子供に何かを強いる時、それが子供のためになる躾けであることが、ほとんだとは思いますが、単なる嫌がらせや虐待ということも、多いかもしれません。
それでも、子供はそれに抗うことができません。
グループの中にいる場合も、仲間外れにされたくないと思うと、思ったことも言えなかったり、やりたくもない事に付き合わされたり、ということがあるでしょう。
就職先がなかなか見つからない状況においては、ようやく見つけた職場で、嫌なことがあっても、それを我慢せざるを得ないということも、よくある話です。
確かに、自分の居場所を確保することは大切です。
しかし、そのために自分を殺すような状況になるのだとすれば、そこは居場所のように見えても、本当の自分の居場所ではありません。
本当の居場所とは、自分が自分でいられる所です。
ですから、本当の居場所であれば、居心地がいいものです。
居心地が悪いのに、そこを追い出されては、居場所がなくなると思うのは、裏を返せば、自分にはそれぐらいの価値しかないと、自ら信じているということです。