読書
みなさんは外出を自粛している間、どう過ごされていましたか。
スマホやパソコンで、インターネットを楽しんでいましたか。
あるいは、テレビやビデオ鑑賞で、何とかやり過ごしたのでしょうか。
私もパソコンやテレビで、何となく時間を潰すことが、多かったですね。
だけど、昔読んだ時代小説も、久しぶりに読んでみました。
その小説を最初に読んだのは、ずいぶん前のことです。
なので、読み返した時には、話の流れをよく覚えていませんでした。
お陰で、新鮮な気分で読むことができ、お得な気分を味わえました。
物語を読み進めて行くと、本に描かれている情景が、頭の中に浮かびます。
頭の中で、映画を上映するようなものです。
本物の映画と違うのは、登場人物の思考や感情が、直接わかるという事でしょうか。
映画よりも、ずっと臨場感があります。
ですから、私は一度本を読み始めると、そこに描かれた世界にのめり込み、なかなか途中でやめることができません。
本はそれほど面白いのです。
最近、本を読む習慣がない人が、増えていると聞きます。
でも、本はいいですよ。
何の本がいいかは、個人によって好みが異なると思います。
どんな本でも構いません。
とにかく本を手に取り、それを書いた人の世界を、体験して下さい。
ところで考えてみると、本って不思議なんですよ。
本って、紙とインクだけなんですね。
文字を知らない生き物にとっては、それはただの紙の集まりなのです。
だけど、文字を理解できる者は、そこに世界が封じ込められている事がわかります。
本は別世界へリンクした、秘密の入り口なんですね。
そして、その世界を覗けるのは、そこに書かれた言葉を、理解できる人だけなのです。
外国語で書かれていると、それは暗号が書かれているのと同じです。
でも暗号を解読するように、その外国語を勉強して、理解できるようになると、目の前に封印されていた世界が広がるのです。
一冊の本とは、一つの世界なんです。
一冊の本を持ち運ぶのは、一つの世界を運んでいるのと同じです。
表紙をめくるまで、それは本と呼ばれる、紙の積み重ねに過ぎません。
でも表紙をめくった途端、飛び出す絵本のように、その中から世界が飛び出して来るのです。
本を読んで、中に書かれていることを理解する。
こんなのは、子供の頃からやっている、当たり前のことです。
だけど、これって本当に不思議で、面白いことなんですよ。