本気ですか その2
生活のために仕方なくしている仕事でも、本気で取り組むと、それまで見えて来なかった何かに、気づかされるはずです。
それは見過ごしていた、素敵なことかもしれません。
あるいは、やっぱりこれは絶対に自分には向かないという、はっきりとした拒絶かもしれません。
素敵なことを見つければ、その仕事に対する見方が変わり、自分の性に合わないと思っていたことが、誤解だとわかるでしょう。
どんなに頑張っても、これは自分に合わないと感じたならば、違う仕事を探すだけのことです。
中途半端に嫌々ながら作業をやっている時には、自分にはこんな仕事しか見つからないからと、あきらめていることが多いと思います。
でも、この仕事は絶対に無理だと、完全に悟ることができたなら、他の仕事が見つかるかどうかなど考えず、きっぱりと他の道を探すことになるでしょう。
いずれにしても、本気で取り組むことで、その仕事が本当に自分に向いているのかどうかを、見定めることができるのです。
でも、その仕事で素敵なことを見つけたとしても、それ以外のことは、自分には合わないということもあるでしょう。
その場合は、やはりそこを出るべきですが、そこで見つけた素敵なことが、次の仕事を見つける指標となってくれます。
それまで自分が何をしたかったのかが、よくわからなかったけれど、この素敵なことを見つけたことで、自分が何を求めているのかが、わかって来たという感じです。
やらなければならないから、仕方なしにやる。
お金のためだから、我慢してやる。
自分にはこれぐらいのことしかできないから、これをやっている。
こんな気持ちでやっている仕事でも、とにかく一度本気でやってみて下さい。
そうすれば、絶対にそこに何かが見つかります。
その何かは、必ずあなたのこれから進むべき道を、示してくれます。
何がやりたいのかわからなければ、尚更本気を出して取り組んで見て下さい。
そして、そこで指標を見つけたらならば、いつまでもそれまでのままでいるのではなく、素直に指標に従って、さっさと動きましょう。
その先には、それまで思いもしなかった、喜びの暮らしが待っていることでしょう。